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病院サイトこそスマートフォン対応をしよう!

スマートフォンなどモバイル端末が年々普及する中でも、なかなか進まないのが病院サイトのスマートフォン対応。
病院のWeb担当者が病院サイトのスマートフォン対応しようと考えていても、「病院サイトのユーザーは高齢者が多いからスマホサイトのニーズは少ないはずだ」とあなたの上司は指摘しますが、果たして本当にそうなのでしょうか…?

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シニア層のスマートフォンの利用率について

そもそもシニア層のスマートフォンの利用率はどれくらいでしょうか?
総務省が公表している平成26年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(PDF)によると、60代のスマートフォンの利用率は、18%と比較的低いですが、50代のスマートフォンの利用率は、48.6%と、60代の約2.5倍にまで跳ね上がります。
参考にしている資料が平成26年に調査されたものであることを考えると、全体のスマートフォンの利用率は上記よりもっと高くなっていることは予想されます。

引用元:平成26年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(総務省)

ちなみに別の資料ですが、同じく総務省が公表している平成26年度情報通信白書では、60代のインターネットの利用率は約73%とされているため、今後ともシニア層のスマートフォンの普及率は年々上がっていくことが考えられます。

病院サイトにおけるスマートフォンユーザーの割合について

弊社では、多くの病院webサイトの制作・運用をお手伝いさせていただいており、病院サイトのアクセスログデータを多く解析しております。秘密保持の観点からクライアント様のアクセスデータをそのまま掲載することはできませんが、全体の傾向や平均であればお出しできるのでご紹介させていただければと思います。

全体の傾向として、病院サイトのスマートフォンユーザーは、全体のアクセスに対し5割強占めていることが多いです。多いところだと、6割ものユーザーがスマートフォンで閲覧していることもあります。
その他、タブレットユーザーが約1割で、PCユーザーが残りの約4割といった感じになります。
実は病院サイトでもPCユーザーよりもスマートフォンユーザーが既に上回っている現状です。

なぜ病院サイトこそスマートフォンが必要なのか

「スマートフォンの普及率は分かったけど、なにも病院サイトに限った話じゃないのでは?」と思った方も多いかと思います。
しかし、病院サイトは一般のサイトよりも、スマートフォン対応の必要性が高いと考えております。その理由について2点ご説明します。

病院サイトは一般的な企業のサイトと異なり、ユーザーの属性が幅広い

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参考実績:聖隷浜松病院様(弊社実績)

例えば、外来の方や、入院される方、もしくはそのご家族、地域の医療関係者、採用情報を探す看護師や研修医の方など多種多様のユーザーが訪れるため、必然的にサイトのボリュームが大きくなります。
その場合、各ページへのリンクが必要になるため、多くのメニューボタンやカテゴリーが必要になります。PCサイトであればメニューが多くてもそこまで気にはならなかったかもしれませんが、スマートフォンの小さい画面の中に、PCサイトのレイアウトで複数メニューを詰め込んだ場合、どうしてもユーザーが目的のページを探すのが難しくなってしまいます。

これはユーザビリティを損ねる大きな要因にもなります。ユーザビリティの低下は、ユーザーの満足度の低下やブランドイメージの低下にもつながります。

PCユーザーとスマートフォンユーザーでは求めている情報が異なる

スマートフォンユーザーはPCユーザーに比べ、外来医担当表やアクセス、診療時間を調べる割合が多いです。逆にPCユーザーはスマートフォンユーザーに比べ、診療科や症例のページや、人間ドッグのページを閲覧する方が多い傾向があります。
ユーザーが求めているものが異なるのであれば、ユーザーのデバイスごとにUIを変えていく必要があります。
そのような観点からも、スマートフォン対応(スマートフォンからの閲覧の最適化)は必要不可欠です。

スマートフォン対応している病院サイトと、スマートフォン対応していないサイトで結果として現れるのが、サイトの直帰率です。

直帰率とは、サイトにアクセスした人がサイト内の他のページに一度も移動することなく、別サイトやブラウザを閉じてしまった割合です。スマートフォン対応しているサイトとそうでないサイトでは、20%近くスマートフォンユーザーの直帰率に差が出ているケースもあります。
スマートフォン対応していないサイトで、スマートフォンユーザーの直帰率が高いということは、

  • 目的のページ(情報)がどこにあるのかがわからないため、ユーザーが諦めてしまった。
  • PCサイトをスマートフォンで見ることを嫌った。

などが考えられます。

まとめ

  • シニア層のスマートフォン普及率は年々増加しています。
  • 病院サイトにおけるスマートフォンユーザーの割合は全体の5~6割ほどです。
  • PCユーザーとスマートフォンユーザーでは求めている情報が異なります。
  • 病院サイトはサイトのボリュームが大きいため、スマートフォンでPCサイトを閲覧することに適していません。

もう少し詳しい情報が必要な方は、お問い合わせください。

 

この記事を書いた人

池谷 将太朗
池谷 将太朗ソリューション事業部 営業
2015年にアーティスに入社。
ソリューション事業部の企画・営業担当として、主に静岡県・愛知県内の企業・医療機関・教育機関のホームページリニューアル案件に携わる。2021年からは、ソリューション事業部の社内マーケティング担当を兼任し、リスティング広告の運用も行っている。
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