画像編集ソフト要らず!パワーポイントを使って簡単にバナーや画像ボタンを作る方法
ホームページに掲載したり、web広告に利用したりと、なにかと必要な機会の多いバナー。
ホームページの更新でちょっとしたバナーの文言変更や写真の差し替えがしたいとき、
- 制作会社に頼むのは面倒だし、費用がかさむ…
- でもIllustratorやPhotoshopなどの画像編集ソフトは持っていないし、持っていても使うのは難しい…
- なんとかして自社で作成できないものか…
と、悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
そんなときは、officeシリーズのプレゼンテーション作成ツール「パワーポイント」が便利です。
画像編集ソフトのような高度で複雑な機能はありませんが、画像サイズの設定やテキストの入力、画像ファイルへの変換など、バナーを作成するために必要な機能はあらかた揃っています。
今回はパワーポイントを使って下記のようなバナーを作っていきます。(使用バージョン:PowerPoint® 2016)
INDEX
パワーポイントでのバナーの作り方
STEP01.白紙ファイルを用意
まず、パワーポイントを立ち上げ、新規でファイルを作成します。
新規でファイルを作成すると、下記のようなテキストボックスの入ったスライドが表示されます。
テキストボックスはバナー作成には不要なので、画面上部のタブを「ホーム」に切り替え、「レイアウト」を選択します。
表示されるテンプレートの中から「白紙」を選ぶと、なにも書かれていないスライドになります。
STEP02.スライドのサイズを変更
上部タブを「デザイン」に切り替え、右上に表示される「スライドのサイズ」から「ユーザ設定のスライドのサイズ」を選択します。
下記のようにサイズ設定画面が表示されますので、作成したいバナーのサイズに合わせて設定します。
今回は幅300px×高さ150pxの横長のバナーを作ろうと思います。
※AppleのRetinaディスプレイに配慮するためには、ブラウザ上で表示させたいサイズの2倍~3倍のサイズで作成する必要がありますが、今回は割愛します
バナー等のweb画像は、通常ピクセル(px)でサイズを指定しますが、パワーポイントのサイズ設定はピクセル(px)ではなくセンチメートル(㎝)です。
新しいバージョンのパワーポイントならば、入力欄に直接「300px」と入力すると、自動的に「7.938㎝」と、センチへと換算してくれます。
換算のできない古いバージョンのパワーポイントの場合は、解像度に合わせてピクセルからセンチへとサイズを変換できるツールを使用します。
バナー等Web画像の場合は、解像度は72dpiまたは96dpiで設定します。(今回は96dpi)
幅300px×高さ150pxをセンチメートルに換算すると、下記になります。(少数第四位切り上げ)
幅 | 高さ | |
ピクセル(px) | 300 | 150 |
センチ(㎝) | 7.938 | 3.969 |
変換した幅と高さを下記のように設定し、「OK」をクリックして設定は完了です。
STEP03.テキストや画像を挿入する
上部タブを「挿入」に切り替え、あらかじめ用意しておいた画像、図形やテキストボックスを用いてレイアウトしていきます。
ガイド線の出し方
上記タブを「表示」に切り替え、「ガイド」をクリックしてチェックマークを付けると、中央に縦横1本ずつガイド線が表示されます。
Ctrlキーを押しながらガイド線をドラッグすると、ガイド線をさらに増やすことができます。
STEP04.画像ファイルの形式で保存する
上部タブを「ファイル」に切り替え、「名前を付けて保存」を選択します。
保存先、ファイル名を決め、ファイルの種類から「JPEGファイル交換形式」か「PNGポータブルネットワークグラフィックス形式」を選択しましょう。保存する際に、このスライドだけを保存するか、全スライドを保存するかを尋ねられるので、適宜選択してください。
これでバナーを作成できました。
スライドのサイズの設定をせず、台紙を用いて作成する場合(もとにする画像がある場合)
「STEP02.スライドのサイズを変更」でスライドのサイズ設定をせず、あらかじめピクセルでサイズ設定をした台紙(画像)を用いて作成する方法もあります。
作成方法
STEP01.で白紙のファイルを用意した後、上部タブ「挿入」→「画像」で台紙を配置します。
台紙の上にテキストやボブジェクトを配置してバナーをデザインします。
保存方法
作成した画像全てをドラッグで選択した後、画像上で右クリックし「図として保存」をクリックします。
あとは保存先、ファイル名を決め、ファイルの種類から「JPEGファイル交換形式」か「PNGポータブルネットワークグラフィックス形式」を選択します。
これでバナーを作成できました。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
画像編集ソフトを使わなくても、パワーポイントでバナーを作れるようになれば、バナーの作成・更新が自社で手軽にできるようになりますね。
この記事を書いた人
- 関西の芸術大学で染織・画像編集ソフトを学ぶ。卒業後、県内の織物会社で織物 の製造開発・生産管理・営業を経験する。その後、web制作未経験ながらアーティスへ入社し、webエディターとしてホームページのコンテンツ制作・ディレクションに携わっている。仕事は素早く・丁寧にを心掛けています!
この執筆者の最新記事
- 2024年11月19日WEB【Photoshop】アニメーション画像を作ってみよう!(APNG・WebP)【前編】
- 2024年9月27日WEB【Photoshop】画像の中に動画を埋め込んで書き出す方法(モックアップ動画の作成方法)
- 2024年9月11日WEBIllustratorの3D効果「3Dとマテリアル」で、立体的な文字を作ってみよう!
- 2024年8月21日WEBAdobe間の素材の共有が簡単に!CCライブラリの使い方
関連記事
最新記事
FOLLOW US
最新の情報をお届けします
- facebookでフォロー
- Twitterでフォロー
- Feedlyでフォロー