意外と知らない、他社サイトのホームページ更新状況(クリニック編)
よく、お客様から「他の会社やクリニックではどのようなwebサイト運用をされているのか?」という質問をいただくことがあります。たしかに、他社の運用やどのような更新をしているのかという点は気になるところですね。
そこで、弊社にて取引をさせていただいているお客様が実際にどのような更新体制・更新運用をされているのか、 ホームページ担当者様からのリアルな声を紹介します。
今回はクリニック・医院をランダムに10医院ピックアップし、各医院の更新担当者に以下の調査をおこないました。
INDEX
1.更新頻度について(2021年/月平均)
A | 小児科 | 1回/月 |
---|---|---|
B | 皮膚科 | 2回/月 |
C | 耳鼻科 | 2回/月 |
D | 小児科 | 5回/月 |
E | 整形 | 2回/月 |
F | 内科 | 3回/月 |
G | 内科 | 3回/月 |
H | 整形 | 4回/月 |
I | 耳鼻科 | 4回/月 |
J | 皮膚科 | 1回/月 |
平均しますと、月に2.6回の更新をされています。週に1回は必ず更新をしていこうと決めているクリニック様が2件(D.H)ありました。
更新作業をされるタイミングについては、お昼休みの時間帯に作業されるのが3件、午前のみ診療となる日の時間外が2件、夕方以降の診療後が1件、ご自宅で更新が1件、不定期が3件でした。
2. 更新作業を行う人数について
A | 小児科 | 1名 |
---|---|---|
B | 皮膚科 | 1名 |
C | 耳鼻科 | 1名 |
D | 小児科 | 1名 |
E | 整形 | 2名 |
F | 内科 | 1名 |
G | 内科 | 3名 |
H | 整形 | 1名 |
I | 耳鼻科 | 3名 |
J | 皮膚科 | 1名 |
1名で運用されるクリニックが多かったです。
1名で更新されているクリニックは、院長先生がすべての更新の担当(A.B.F.H.J)をしているところばかりでしたが、2名以上で更新しているクリニックは、お知らせなどの部分的な更新を事務員さん、診療内容・採用情報などは院長先生が担当するなど、更新する箇所を分担して更新をされていました。
3.更新者のスキルについて
※いずれも弊社CMSを導入しているお客様のため、Word、Excelの基本操作ができる方であればサイト更新が可能です。
下記は、ホームページ立ち上げ時のメイン更新担当者のweb運用スキル・ITスキルを表しています。
A | 小児科 | PCの基本操作のみ |
---|---|---|
B | 皮膚科 | webにある程度詳しい |
C | 耳鼻科 | PCの基本操作のみ |
D | 小児科 | ほぼ知識なし |
E | 整形 | ほぼ知識なし |
F | 内科 | webにある程度詳しい |
G | 内科 | 自身でサイト構築実績有 |
H | 整形 | PCの基本操作のみ |
I | 耳鼻科 | ほぼ知識なし |
J | 皮膚科 | PCの基本操作のみ |
いずれもCMSを導入をされているため、医院内で更新作業を行っています。
その中でも元々はwebの知識が全くなく、ホームページの立ち上げに合わせて更新方法を覚えたというクリニックの方が頻繁に更新をされている印象がありました。
4.更新する内容
全クリニックが臨時休診・代診案内についての更新を行っていました。
他にはインフルエンザワクチン接種開始などの案内をはじめ、今年については院内のコロナウィルスへの対策や患者様への依頼事項、コロナワクチン接種の案内の受付開始、終了などの案内については、とてもタイムリーな発信を行っていたようです。
また、更新頻度が高いクリニック(D)は、スタッフブログとして情報発信をされていました。スタッフブログの内容としましては、院内報として院内に掲載している紙面の記事をピックアップし、スタッフさんの見解などを更新されています。
5.更新時に気をつけている事はありますか?
- できる限り読みやすいレイアウトを考えている。(B)
- 更新するときには、文章だけでなく写真も入れるようにしている。(J)
- ブログの更新は週1回かならず行う (D)
- 患者さんへの案内となる内容はとにかくスピーディーに対応する。 (F)
- ホームページの更新は休診などの情報、院長のプライベートはSNSを利用して紹介(C) 等
6.web担当者になって感じたこと・驚いたこと
- ブログを更新する度に声をかけていただける方が増えた (D)
- コロナワクチンの受付開始の情報をアップしたらすぐに予約が殺到した(G)
- リニューアルしてからアクセス数が大幅に伸びた (A)
- ホームページから採用応募がゼロだったが問い合わせが増えてきた (E)
まとめ
クリニックの運用体制はそれぞれ異なりますが、月に2回以上の更新をされているクリニックでは患者さんもしっかりとホームページをチェックしてくれているケースが多いと感じました。
なかなか情報を発信する内容が無いというような話を聞くこともありますが、実際にうまく運用をされているクリニック様にお話を聞かせていただくと、患者様に必要な情報はもちろん、患者様と距離を縮められるようなブログを使った発信も非常に効果的であると感じました。
この記事を書いた人
- 自動車ディーラー、広告出版業の営業職の経験を経て2009年にアーティスに入社。ソリューション事業部の営業職として大学・総合病院などの企画営業に携わった後、事業開発部にて主に中小企業・開業医院等に向けたCMSサイト制作の企画営業に従事している。
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