人気のキーボード「Wooting 60HE+」を触ってみた
全国のキーボード好きの皆様、こんにちは。
昨今のキーボードの進化は著しく、ここ一年であればキーストロークを認識して高速の反応を可能にしたラピッドトリガー機能が台頭し始めましたよね。
そして、そのラピッドトリガーを世に広めたのは、かのWooting社のキーボード「Wooting 60HE」です。
恥ずかしながら拙僧、キーボード好きを自称しているにも関わらず、品薄だったということもあってWootingを持っていませんでした。
しかし、今年1月に既製品の60HEをアップデートした「Wooting 60HE+」が発売されたことで供給も安定した為、遂に手に入れることができましたので、こういったキーボードが最近は流行っているんだぞと、皆様に共有、布教できればと思い、今回このような記事を書きました。
開封
改めて、今回購入したのは「Wooting 60HE+ Module (ANSI配列)」です。
肝心の中身はこちらになります。
キーキャップはおろか、キースイッチさえ付いていないので、え、これで約二万円?と思いたくなりますが、現実は非情でこれで中身は以上です。(一応、コード等の多少の付属品は入ってます)
なので、別途キーキャップやキースイッチを用意する必要があります。
組み立て
ということで同じくWooting製の「Lekker Switch – Linear45 (L45)」 というキースイッチを用意しました。
市販のキースイッチを使うこともできますが、折角なのでメーカーを合わせてみました。
さて、このキースイッチ付けるのにはんだ付けとか難しい処理が必要なんでしょう、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、 意外や意外、そんなことは無くて、
このキースイッチ背面の凸部分を
このモジュール本体の穴に合わせて入れてあげるだけで
完了です。意外と簡単ですよね。
これを繰り返して全箇所入れてあげるだけで、キーボードとしては動くようになります。
ただ流石にこのむき出しの状態で使うわけにもいきませんので、ここからケースに取り付けます。
ケースも同Wooting製の「Wooting Alumaze60」を使用していくのですが、
ここでもキースイッチ同様、基盤に配線を付けないといけないような難しい処理は必要はなく、 ケースにねじで固定するだけで完了です。
本当に簡単です。
ここまで電気工作らしい工程は一切踏んでいませんが、キーボードっぽい形になってきましたね。
しかし、まだキーボードとしては使うには難しいので、最後にキーキャップを付ける必要があります。キーキャップもWooting製の「Wooting 5 sided Dye-sub PBT Keycap Set – Take Control」 を使用していきます。
キーキャップを付けて…ようやくキーボード完成です。所要時間は20~30分程でした。
付属の TYPE-C ケーブルでPCに接続してみるとしっかりと反応していましたので取り付けに問題はなかったようです。
同価格帯のラピッドトリガー機能付のキーボードと比較
さて、実際に性能はどうなんだと思われるかと思いますが、
手元に同価格帯で同程度のラピッドトリガー機能付の「SteelSeries – APEX PRO TKL」と「REALFORCE GX1 KEYBOARD」がありましたので、簡単に比較をしてみます。
まず、「Wooting 60HE+」 は 60% キーボードなので普通のテンキーレスキーボードと比較しても小さく、場所を取らず作業スペースを確保できることは、圧倒的に利を感じます。
性能面での所感は、以下の表のようにWooting と RealForce は割といい勝負をしている印象を受けました。
キーボード名 | 打鍵感 | 打鍵音 |
---|---|---|
Wooting 60HE+ | 軽い・滑らか | 心地いい・あまりうるさくない |
RealForce GX1 | 若干堅い | 心地いい・静か |
APEX PRO TKL | 軽いが安っぽい | あまりよくない・うるさい |
ただ、RealForce は本体がスチールフレームということで重量が1.3kgもあるので、 その点では 60% キーボードかつケース等もカスタムができて軽量化を図れるWootingの方が使いやすいなと感じました。
まとめ
最新のキーボード「Wooting 60HE+」について語ってきたわけですが、 正直、性能面ではダントツのキーボードだと思いますので、 ラピッドトリガー機能のキーボードが欲しい、とにかく良いキーボードが欲しいとなったら、検討してみるのも良いかと思います。
この記事を書いた人
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システムエンジニアへの夢をあきらめきれず、建築業界からIT業界へ転職。
アーティス入社後はフロントエンドエンジニアとして、webアプリケーションサービスの開発に従事している。趣味は、ラーメン屋巡り。
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