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Googleアナリティクス4でリンク切れ(404 Not Foundページ)を特定し、訪問経路を調査する方法

リンク切れ(404 Not Found)の状態が続くことで、ユーザビリティの低下やクローラー巡回の妨げが発生し、SEOに悪影響を及ぼす可能性があります。そうならないためにも、定期的にリンク切れがないかチェックをする必要があります。

Googleアナリティクス4(以下GA4)では、リンク切れになっているページのURLはもちろん、リンク切れページへの流入経路や流入元などについて調べることができます。

今回は、以下3つについて確認する方法をご紹介します。

  1. リアルタイムでアクセスされているリンク切れページ
  2. 対象期間内で、リンク切れになっているページのURL
  3. どこからリンク切れページに流入しているか

リンク切れとは?リンク切れの原因について

リンク切れとは、ブラウザでリンクをクリックしてページを移動した際に「404 Not Found」や「お探しのページは見つかりませんでした」と表示されてしまい、目的のページを開けない状態を指します。また、ページそのものにはアクセスできても、ページ内の一部の画像がサーバ上から消えてしまっていて表示されない状態もリンク切れの状態です。

リンク切れが発生してしまうよくある原因としては、以下3つが挙げられます。

  • ページやファイルが削除されている
  • URLの記入ミス
  • URLが変更されている

リンク切れを見つけた場合は、適切なページへのリダイレクトや、再度ページを作成、正しいリンクの貼替えを行ってください。

リアルタイムでアクセスされているリンク切れページを確認する

GA4のリアルタイム概要画面から確認できます。

GA4のリアルタイムは、過去 30分間にwebサイトで発生したユーザー行動が表示されますので、過去 30分間にリンク切れページへアクセスしているユーザーがいるかどうかのチェックが可能です。

確認方法

GA4画面の左メニュー「リアルタイムの概要」をクリックします。表示された画面を少し下にスクロールすると、【表示回数】というエリアがありますので、そこに記載されているページタイトルを確認します。

過去30分間に、リンク切れページへアクセスしたユーザーがいれば「404 Not Found…」と表示されます。
※対象のwebサイトで設定されている404ページのページタイトルによって表示されるタイトルが異なります。

表示回数の値が多い場合は、早急に対応が必要です。

リアルタイムの情報だけですと、どこのページがリンク切れになっているか分かりませんので、リンク切れページがどこかを確認する方法を次章でご紹介します。

どのページがリンク切れになっているかを確認する

リンク切れになっているページのURLを確認することができます。前日分のデータまでは、確認することができます。(データ処理に時間がかかっている場合があります。)

確認方法

  1. GA4画面の左メニュー「①ライフサイクル>②エンゲージメント>③ページとスクリーン」の画面を開き、④プルダウンを【ページタイトルとスクリーンクラス】に変更します。
  2. ⑤検索ボックスで「404」を検索した状態で、【ページタイトルとスクリーンクラス】横の⑥プラス(+)ボタンをクリックし、表示された画面の「⑦ページ/スクリーン>⑧ページパスとスクリーンクラス」を選択します。
  3. 404ページタイトルの横に表示されたURLがリンク切れを起こしているページです。

    表示されたURLからリダイレクトを行うなど、対応しましょう。

どこから流入しているか、メディア、参照元を確認する

リンク切れページの「参照元」と「メディア」を確認することができます。

「メディア」は、流入経路のことです。例えば自然検索なら「organic」、クリック単価型の広告なら「cpc」、他のサイトのリンクからの流入なら「referral」といった値が入ります。

「参照元」は、より具体的な流入元を表します。例えばメディアが自然検索であれば「google」や「yahoo」、SNSなら「m.facebook.com」(facebook)や「t.co」(X:旧Twitter)といった値が入ります。

確認方法

  1. GA4画面の左メニュー「①ライフサイクル>②エンゲージメント>③ページとスクリーン」の画面を開き、④プルダウンを【ページタイトルとスクリーンクラス】に変更します。
  2. ⑤検索ボックスで「404」を検索した状態で、【ページタイトルとスクリーンクラス】横の⑥プラス(+)ボタンをクリックし、表示された画面の「⑦トラフィック ソース>⑧クロスチャネル>⑨セッションの参照元/メディア」を選択します。

  3. 404ページタイトルの横に表示された文字列が参照元/メディアの内容です。

まとめ

今回は、Googleアナリティクス4でリンク切れを特定する方法などをご紹介しました。リンク切れは、間接的にSEOに悪影響を与えてしまう可能性がありますので、アクセス解析をするときなどにリンク切れのページもチェックしてみてください。

別の方法として、「Website Explorer」というツールでリンク切れのページをチェックする方法もあります。ぜひ、以下の記事も読んでみてください。

404 Not Foundにさようなら!画像のリンク切れチェックもできるWebsite Explorerの使い方

この記事を書いた人

佐藤 美南
佐藤 美南ソリューション事業部 webディレクター
高校時代に1年間のメキシコ留学経験を経て、関東の大学で国際文化と多言語について学ぶ。アーティスへwebディレクターとして入社後は、webユーザビリティを学びながら大学・病院サイトを始め、コーポレートサイトのディレクション・企画業務に携わっている。
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