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フレームワークとは何か

マーケティング戦略や企業戦略を考える上で有効な手法としてフレームワーク(framework)と呼ばれるツールがあります。このページでは、数多くあるフレームワークから代表的なものを紹介します。

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フレームワークとは

フレームワークとは、「枠組み」とか「骨組み」「構造」などといった意味で、特にコンサルティング業界において課題の明確化や解決手法の検討など、さまざまな問題に対しての戦略立案の際に使われています。
ものごとを考える際に、あれこれと散発的に考えるよりも、あらかじめ決められた枠組みの中で、手順にそって行うことで、無駄を省き一方で洩れを無くすことが出来るので非常に効率的でかつ有効性の高い手法です。
以下に代表的なフレームワークを紹介します。

ロジック・ツリー(logic tree)

日本語に直訳すると「論理木」ですね。
上位概念を下位の概念に分解していく方法を、「木」が枝分かれしていくように、

幹→枝→細かい枝→さらに細かい枝

に分解していきます。

例えば「売上を向上させる」といった主題があったった場合、それをするための

「購入者数を増やす」
「販売単価を上げる」

と二つに分解します。
そしてさらにその、「購入者数を増やす」を

「新規顧客を開拓する」
「既存顧客のリピート購入を増やす」

に分解します。

このようにして、主題に対して取り得る方法を明確にしていくことで、最終的には実施すべきタスクを洗い出していきます。

MECE(ミーシー)

MECEは、は世界最強と言われているコンサルティング会社「マッキンゼー・アンド・カンパニー」において開発されたとされる問題解決の不可欠条件です。

Mutually Exclusive and Collective Exhaustive の略で、ミーシーとかミッシーなどと発音されているようですが、直訳すれば「互いに重ならず、すべてを網羅する」という意味になります。
簡単に言えば「漏れもなく、ダブりもなく」という意味ですね。
前述した、ロジックツリーを実施する際にも、あわせて実施すべき思考技法で、枝分かれした項目はすべてを網羅しているか、そしてそれぞれにダブりが無いかを一つ一つ確認していきます。

ディシジョンツリー(decision tree)

意志決定ツリーとも言われます。
ロジックツリーと構造が似ているのですが、ロジックツリーが課題を洗い出すのに使われるのに対し、デシジョンツリーはその名の通り意志決定をするために使われます。

この記事を書いた人

池谷 義紀
池谷 義紀株式会社アーティス 代表取締役
1998年アーティスを設立し、インターネット通信販売をはじめとした数々のウェブサイト構築を手がける。ユーザビリティという言葉自体が耳慣れなかった頃よりその可能性に着目。理論や研究だけでなく、実際の構築と運営という現場で積み重ねてきた実績がクライアントの信頼を集めている。
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