マーケティングの理想は、販売を不要にすることである
「マーケティング」とは?
マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである P.F.ドラッカー
「マーケティング」とは、普段から良く使われる言葉ではありますが、その意味を正しく理解して、実際のビジネスに活用できている人はそれほど多くないようです。
しかし、モノやサービスが溢れる一方で、なかなか売れにくくなってきている現代においては、マーケティングの正しい知識を身につけ、それを実践していくことは、競合他社に対する大きな優位性となり、成果をあげていくうえで大きな効果があります。
また、売上を作っていくことの他に、見込顧客を発掘する、採用募集をする、生徒を募集する、伝えたい情報を伝えたい相手に正しく伝える、といったさまざま場面においても、マーケティングを知っているかどうかで、得られる成果には、天と地ほどの違いが生まれます。
ところが、特にインターネットを使った商取引等においては、広告の出稿や検索エンジン対策(SEO)などに代表されるような局地的な技術対策が主で、包括的かつ根源的な知識や原則に基づき戦略的なレベルから考え、実行されているケースは少ないように思います。
「販売を不要にし、おのずから売れるようにする」ためには?
ドラッカー氏のいう「販売」とは「selling(セリング)」つまり「売り込み」ということです。売れないといわれる時代に売るために、営業マンを雇い、あるいは電話やDMを使い、積極的な営業攻勢をかけている会社も多いことと思います。
また、「いかに顧客に買わせるか」といった販売テクニックや、根性、モチベーションといった精神論的な営業指南本などが多く存在していることは、売れない時代を物語る現象なのかも知れません。
そんな中、「販売を不要にし、おのずから売れるようにする」という言葉は、魔法のようにも聞こえます。しかし、単に魔法と呼ぶにはあまりにも魅力的なこの状態を現実のものとするためにはどうしたらよいのでしょうか。
本ブログの中で、段階を追って紹介していきます。
マネジメントという概念と数々の手法を発明したといわれる経営学者、思想家
この記事を書いた人
- 1998年アーティスを設立し、インターネット通信販売をはじめとした数々のウェブサイト構築を手がける。ユーザビリティという言葉自体が耳慣れなかった頃よりその可能性に着目。理論や研究だけでなく、実際の構築と運営という現場で積み重ねてきた実績がクライアントの信頼を集めている。
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