ペレットストーブを導入して良かったこと、気になったこと。
以前、「暖かいだけではない「ペレットストーブ」の魅力」という記事でペレットストーブの魅力をご紹介しましたが、実家の建て替えに併せ、念願のペレットストーブを導入しました。
導入したペレットストーブや実際に使用した感想について紹介したいと思います。
導入したペレットストーブ
ペレットストーブは、国内外の様々なメーカーの製品を選ぶことができますが、私の実家にやってきたのはシモタニさんという国内メーカーのコンコード・オルコットという製品です。グッドデザイン賞を受賞したデザイン性、リビングに収まりの良いサイズ、暖房能力の高さが決め手となりました。
オルコット以外にも魅力的なペレットストーブがたくさんありますので、国内メーカー、海外メーカーの特長をふまえ紹介します。
国内メーカー
日本におけるペレットストーブ製造の歴史は浅く、1990年台後半からと言われています。一般的な家電と違い、中小企業を中心に試行錯誤を繰り返しながら製造されています。我が家のオルコットを製造しているシモタニさんも従業員数9名の会社です。
国内ペレットストーブは、日本の住宅に適したデザイン、サイズ、機能を追求しており、特に機能面では地震時の緊急停止機能のように日本ならではの機能も開発されています。
私が今回の導入にあたって、検討した国内メーカーをいくつかご紹介します。
海外メーカー
ペレットストーブは1950年代から北欧をはじめとしたヨーロッパなどで普及しており、先進的で革新的な製品がそろっています。厳格な統一規格に基づいて製造されているため、安全面でも機能面でも非常に優れています。
デザイン面では国内メーカーに比べて華があると言いますか、非常に美しくお洒落な製品が多いですね。
私が今回の導入にあたって、検討した海外メーカーをいくつかご紹介します。
- PALAZZETTI https://palazzetti.jp/
- Thermorossi https://www.thermorossi.com/en/
- LINCAR http://www.lincarjapan.com/
- Olsberg http://www.olsberg-japan.co.jp/
- Ravelli http://eng.ravelligroup.it/
- ENVIRO http://enviro.com/
実際に使用してみた感想(良かったこと)
エアコンとは質のちがう暖かさ
エアコンの表面的な暖かさとは違い、ペレットストーブは温風と輻射熱で体の芯から優しく暖まります。
最近の高気密住宅+エアコンは家の中がとても乾燥しますが、ペレットストーブは乾燥を和らげてくれますし、家の壁や家具なども暖まるため、ペレットストーブを停止してもしばらくの間は暖かさが残ります。暖房能力も思った以上にパワフルでリビングのドアを開けておけば、廊下や階段も暖まります。
炎に癒される
ペレットストーブの醍醐味はやはり炎ではないでしょうか。
もちろん薪ストーブの薪の燃え方、雰囲気、静けさには劣りますが、炎のゆらぎをじーっと見ていると、とても癒されます。
週末はペレットストーブの前でコーヒーブレイクが定番になっています。
ペレットの燃える香りが心地よい
ペレットは浜松市天竜区で作られている「てんりゅう」を使用しています。ペレット自体も木の良い香りがしますが、ペレットが燃えると少し甘い香りが家中を包み込みます。
この香りがとても心地よく、目だけではなく鼻でもペレットストーブを楽しむことができます。他県のペレットも試してみたいところですが、静岡県浜松市のペレットストーブ導入補助制度を利用し導入したため、浜松市産ペレットしか利用できません。うーん、残念。。。
煙突からの煙が少ない
ペレットストーブは外壁に穴をあけ、外に2M程度の煙突を設置します。
ペレットストーブの着火時には、煙突から少し煙がでますが、炎が安定すればほとんど煙は出ません。
ご近所さんの迷惑にならないか少し心配していましたが、問題ありませんでした。
実際に使用してみた感想(気になったこと)
ペレットストーブの動作音
ペレットストーブは、ペレットを自動で燃焼ポット(ペレットがたまる皿)に供給する機能や温風を出す機能などを電気で動かす家電製品のため常に動作音がしています。
温風ボリュームを上げなければ、そこまで気にならないレベルですが、機種によっても異なりますので、導入を検討する場合は、確認をしておいたほうが良いと思います。
掃除の手間
ペレットストーブは、使用毎に燃焼ポット(ペレットがたまる皿)やガラスの掃除を行う必要があります。
だいたい10分~15分程度の作業ですが、毎回ですので「面倒くさい!」と感じる方もいるのではないでしょうか。
私も実家に帰った際は掃除しますが、最初のころは面倒くさいと思っていました。ただ、だんだんと愛着がわき、慣れてきたこともあって今では楽しんで掃除しています。
ペレットストーブのランニングコスト
通常、ペレットストーブを1時間使用するとペレットを1kg消費すると言われています。
実際に使用してみても、おおよそ同じくらいの消費量となりました。
ペレットは1袋10kgで600円前後ですので、毎日5時間使用すると1か月で9,000円程度かかる計算になり、なおかつ電気も使用します。
エアコンや他の暖房器具と比べ、ランニングコストは割高になりがちですが、強力な暖房能力や停止後の持続する暖かさなどペレットストーブの強みを活かせば、ランニングコストを抑えることはできると思います。
さいごに
いかがでしょうか?
我が家ではペレットストーブを導入し、家族全員とても満足しています。
炎の見える生活に興味のある方は是非検討してみてください。
ペレットストーブいいですよー!
この記事を書いた人
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大学卒業後、バンド活動を経て2003年にアーティスへ入社。
営業兼コンサルタントとして、これまで携わってきたWebサイトは500サイト以上、担当したクライアント数は300社以上にのぼる。
現在は、豊富な経験を活かした提案を行いながら、ソリューション事業部 部長として事業戦略の勘案や後進育成にも取り組んでいる。
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