【2018年最新】今必要なSEOとは?抑えておくべきSEO対策
Web担当者やマーケティング担当者なら誰もが気になるSEO対策ですが、SEOを取り巻く環境は、Google検索エンジンのアルゴリズムの変更によって目まぐるしく変化しています。
今回は、そのSEO対策について今現在抑えておきたい施策を皆さんにご紹介していきます。
SEOの基本をおさらい
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略で、日本語訳すると「検索エンジン最適化」となります。
自社のビジネス成長や目標達成のためにGoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果に自社の運営するWebサイトを上位表示させ、アクセス数の増加をはかる施策をSEO対策といいます。
SEO対策を行う上で、検索エンジンの仕組みは必ず理解する必要がありますので、まだ十分に理解できていない方は、下記の記事をご覧ください。
SEO対策の歴史とこれからの検索エンジンマーケティング
SEOの歴史とこれからの検索エンジンマーケティング「ユーザーファーストの時代へ」
上記の記事で紹介させていただいたように、Google検索のアルゴリズムの進化により過去に通用していた小手先のテクニックは通用しなくなり、ブラックハットSEO(不正に順位をあげようとする手法)としてペナルティを科せられる危険性を持つようになりました。私たちがSEO対策を行う上で、しっかりと理解しておかなければならないことは、Googleの企業理念でもある「Googleが掲げる10の事実」です。
1つめに「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」とあり、ユーザーの利便性が第一という考え方が示されています。ユーザー視点に立ち、Webサイトの利便性を高めることが、上位表示をさせるための施策となります。
では、ユーザー視点に立ち、Webサイトの利便性を高めるために何を行うべきなのか、Googleが公式にアナウンスしている情報を交えながら紹介していきます。
レスポンシブWebデザイン
スマートフォンやタブレットなどのマルチデバイスに対応する方法の1つである「レスポンシブwebデザイン」。
ひとつのURLでデバイスに応じた最適な見せ方ができるWebサイトの構築方法で、以前よりGoogleが推奨しています。
- Google がお勧めするスマートフォンに最適化されたウェブサイトの構築方法(2012年6月12日)
- モバイル専用サイトからレスポンシブ サイトに移行する方法(2017年9月15日)
さらにGoogleは、スマートフォン等モバイル端末でのアクセスがPCを上回ったことにより、2018年3月にモバイル向けのコンテンツを評価の対象とするモバイルファーストインデックスを開始しました。レスポンシブWebデザインは、使用するデバイスに関わらず快適にWebページを閲覧することができ、同一のURLで評価が分散しないため、SEOに効果的とされています。
常時SSL化
SSLとは、インターネット上での通信を暗号化する技術のことです。個人情報を保護するためにGoogleは全ページのSSL化(常時SSL化)を推奨していて、「常時SSL化対応をしているサイトを検索順位において優遇する」という発表をしています。
また、2018年7月24日にGoogleChromeの新バージョンChrome 68がリリースされ、SSL化されていないページは一律「保護されていない通信」というサインがURL表示欄の左側に表示されるようになりました。
参考:今さら聞けない「常時SSL」~ Chrome68から全HTTPサイトに警告表示 ~
ページ表示速度の向上
2018年7月、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキングに使用する「スピードアップデート」の導入が開始されました。ページの表示速度が極端におそい場合には、評価に悪影響があり、検索順位が下がります。
参考:Web制作者なら覚えておきたいサイト高速化とは(導入編)
URLの正規化
同じコンテンツであってもURLが異なる場合、クローラーがURLごとに別々の評価を行なう可能性があります。
例えば、
wwwあり | https://www.asobou.co.jp/ |
---|---|
www なし | https:// asobou.co.jp/ |
index.html あり | https://www.asobou.co.jp/index.html |
index.html なし | https://www.asobou.co.jp/ |
これら4つのパターンのURLが同じコンテンツ(ページ)を指していたとしても、検索エンジンは「複数のページで同じコンテンツが書かれている」=重複コンテンツと判断する可能性があります。
この場合、本来1つのページが受けるべき評価が分散されてしまい、検索順位の低下を招いたり、最悪の場合ミラーコンテンツとしてペナルティが課せられる場合もあります。
URLの正規化とは、評価を分散させないためにHTMLにcanonical属性を記述したり、301リダイレクト設定を行なったりすることで、検索エンジンに評価してもらいたいオリジナルURLを統一する作業のことをいいます。
規格に準拠したHTMLの生成
ホームページの言語や標準規格を決めている世界非営利団体W3Cの定めている規格に準拠したHTMLを作成することで、品質基準を満たすとともに、 検索エンジンとっても理解しやすいWebサイトとなります。
また、Googleではウェブマスター向けに「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」を公開しています。
このガイドでは、SEO内部要因における最適化のアドバイスが記されており、ユーザーにとって有益なWebサイトを運営していくためのヒントが多く紹介されています。
コンテンツSEOの隆盛
ここ数年「コンテンツSEO」という言葉をよく聞くようになりました。いくつかのアップデートを経てその場しのぎのSEO対策が通用しなくなった今、Googleが重視しているのは、「コンテンツの量と質」です。コンテンツSEOは、サイト内にユーザーにとって有益なオリジナルコンテンツを数多く、継続的にアップするSEO施策のことで当ブログもそれにあたります。価値のある情報を提供することによってページの評価を高め、継続することで多様なキーワードでのトラフィックを期待することができます。
さいごに
今回ご紹介したSEO対策は、行なうことでユーザーがより快適にページを閲覧することができるようになるものです。
今後のSEO対策は、SEOの本質を見失うことなく、ユーザーにとって快適で有益なWebサイトをめざすことが重要といえます。
この記事を書いた人
- 創造性を最大限に発揮するとともに、インターネットに代表されるITを活用し、みんなの生活が便利で、豊かで、楽しいものになるようなサービスやコンテンツを考え、創り出し提供しています。
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