グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ

お役立ち情報Blog



システムエンジニアが4Kディスプレイを導入して快適な開発環境を作ってみた

アーティスでは、フルHDのデュアルディスプレイ環境がスタンダードです。 十年以上前に、シングルディスプレイからデュアルディスプレイへ移行したときに作業効率が上がるのを体感しました。

システム開発者は、IDE(統合開発環境)とシェルを行き来したり、リファレンスを参照したりするなど、多くの情報を同時に表示したい場面がよくあります。 最近は、Dev/Opsの流れでインフラやミドルウェアのメトリクスを監視することも多く、もう一枚ディスプレイを増やそうかと検討していました。

これは個人的な好みですが、マルチディスプレイにする場合、すべてのディスプレイを同じモデルで揃えたくなります。 異なるメーカーのディスプレイでマルチディスプレイ化すると、高さが合わなかったり、色味が違ったりして気になります。 気になるだけならまだ良いのですが、頭痛や眼精疲労の原因になることもあるようです。

このような理由から、使用中のディスプレイと同じ製品を入手できるか調べましたが、想像どおり既にに生産終了していました。 そうなると、すべて同じモデルのディスプレイで揃えようとすると、新たにフルHDディスプレイを3枚買う必要が出てきます。
それなら、この機会に4Kディスプレイにしてもいいのではないのかと思い導入を決意しました。

ディスプレイの要件を検討する

まず、最初に検討したのが大きさです。
24インチのディスプレイを横に並列しておいていたので、50インチくらいまでなら大丈夫だろうと予想しました。

つぎに、ディスプレイの表面の種類です。
グレアは、光沢感があり映り込みしやすいですが、画像や動画がきれいに見えます。
一方、ノングレアは、光沢感が無いため映り込みし難く、長時間使用しても疲れにくいのでビジネス用途に向いています。
今回の用途としては、プログラミングがメインとなるのでノングレア一択です。

リフレッシュレートは、動画を見たりゲームはしないので、4K時に60Hzに対応している事を最低条件としました。
入力系統は、DisplayPortとHDMIに対応していれば問題ありません。

細かい要件は他にもありましたが、主な要件は以上です。

5万円前後で購入できる43インチの4Kディスプレイに決定

これらの条件に当てはまり、できるだけコストパフォーマンスが良いディスプレイを探したところ、 I-O DATAの43インチの4Kディスプレイ(EX-LD4K431DB)を候補に上げました。

5万円前後で、ほぼ要件を満たしています。

ただし、ディスプレイ表面がハーフグレアという、グレアとノングレアの中間で半光沢になっているらしく、この部分は要件を満たしていません。
ハーフグレアの使用感を知るためにレビューを探したのですが、当時は反射がひどいというレビューはなく、多少の反射なら問題ないと思い、このディスプレイに決定しました。
(いまレビューを探すと、反射がひどいというレビューも見つかりました。)

設置してみた感想

納品後に設置してみたところ、予定どおりデスクに収まるサイズでした。

24インチのディスプレイを2枚より、若干インチ自体がさがってますし、ベゼルも狭いので少しデスクに余裕が出たくらいです。
空いたエリアに、よく使う技術書を置けるようになって満足です。

少し離れてみると、デスクの上にテレビが置いてあるみたいで違和感があります。
すこし前に入社した新人さんに「テレビが置いてある」みたいな事を言われました。

全員が4Kディスプレイに移行していくと、違和感がなくなってくるものと思われます。

実際に使用してみた感想

いよいよ、実際にPCに接続して使用してみます。

良かったところ

画面の大きさの方は、プログラムを書きながら、シェルでテストを流したり、メトリクスを見れるのでとても捗り大変満足です。
IDEを使った開発の場合、左端にファイラーが表示されて、どうしてもエディタ画面が狭くなりがちですが、エディタを3カラムにしてもこの解像度ならかなり余裕があります。

ディスプレイの全景はこちら

気になったところ

最初に気になったのが画面の光沢感です。
ハーフグレアなので多少はおさえられていると思うのですが、かなり映り込みが激しいです。
背後の人の動きが、かなりはっきりと見えます。
エンジニアの都合上、黒い背景のウィンドウが多く、映り込みが気になりやすい事も原因だと思います。

さらに、デュアルディスプレイと比較して気になったところは、ディスプレイの端っこのほうが若干見にくい点です。
デュアルディスプレイの場合は、左右のディスプレイが分離しているので、それぞれ角度をつけて自分の方向に向けることができますが、4Kディスプレイは一枚なので角度をつけることができません。

気になる映り込みを減らす

数日使えば映り込みにも慣れるかなと思っていたのですが、なかなか慣れることもなく、目がかなり疲れることがわかりました。
そこで、専用のフィルムを貼ってノングレアのようにすることにしました。

ですが、このフィルムを貼るのは非常に難しい・・・。

そもそも、スマートフォンの画面にフィルムを貼るのも、あまり上手くできたためしがないのに、43インチのディスプレイに上手く貼れる気がまったくしませんでした。
上手く貼れる方法を調べたり、ちょっとした道具を購入して、挑戦しましたが・・・。

やはり、気泡やホコリが入って散々な結果に・・・。

フィルムの貼り方は失敗しても、かなり見やすくなり、目が疲れることもなくなりました。 いつか貼り直しをしようと思っていましたが、使っているうちに慣れてしまい、もはや気にならなくなってしまいました。

さいごに

4Kディスプレイで作業効率が上がるのは間違いないので、導入の際には要件や用途にあったディスプレイを選択しましょう。

この記事を書いた人

tkr2f
tkr2f事業開発部 web application engineer
2008年にアーティスへ入社。
システムエンジニアとして、SI案件のシステム開発に携わる。
その後、事業開発部の立ち上げから自社サービスの開発、保守をメインに従事。
ドメイン駆動設計(DDD)を中心にドメインを重視しながら、保守可能なソフトウェア開発を探求している。
この記事のカテゴリ

FOLLOW US

最新の情報をお届けします