そもそも仕事とは何か
仕事術を考える前提として、
そもそも仕事とは何なのかを考えます。
効果的なツールを使ったり、仕事術を身につけてどうするのか? という、根源的な目的を明確にしておくことは、その後の理解や習得を早くする上で有効です。もちろん目的は、仕事のスピードを速め、品質を高めることにあります。では、そもそも仕事とはいったい何なのでしょうか。
仕事とは何か
「仕事」という言葉は、あまりにも普通に、かついろいろな場面で使われるため、なかなか定義がしにくいところがあります。
仕事を辞書で引いてみると以下の通りでした。
しごと【仕事】(名・自サ)
- からだや頭を使ってはたらくこと。
- 職業。
- 報酬を得るために働くこと。
引用元 三省堂 国語辞典 1989年 第12刷
この場合1あれば、例えば主婦が家で行う料理や掃除・選択なども仕事だと言えそうですが、一般的には、そうは呼びませんね。
2.や3.となるとまったく当てはまらなくなります。
また、ボランティアで働く場合には、3.ではありませんし、職業かと問われれば必ずしもそうではない場合もあるでしょう。
では、これらは仕事では無いのか?
広義の意味で言えば、どちらも仕事であると思います。
仕事とはなんらかの価値を生み出すもののことである
私は、仕事とはなんらかの価値を生み出すもののことあり、もっと言えばなんらかの成果を上げるものでなければやる意味がない。と思っています。
当然のことながら、成果(アウトプット)を出すためには、プロセスが必要になります。
成果とは、価値のあるアウトプットのことで、
例えば、営業職であれば売上を作ることが仕事です。
そのために既存お客さん回ったり、新しいお客さんを作るために電話や新規訪問をしたりしますが、あくまでもそれは、売上を作るという成果(目的)のための手段にすぎません。
よく勘違いしがちなのは、一所懸命に動いていれば仕事をしていると思ってしまうことですが、成果を伴わないものであれば、意味が無いのです。
もっと正確に言えば、その価値が自分以外の誰かの苦労や不便を解決する、快適にする、便利にする、豊かにする、幸せにするという具合に、誰かを喜ばせるものが仕事だと思います。
その意味から考えれば、前述の主婦の家事も立派な仕事だと言うことが出来ると思います。家族のために料理を作る、選択や掃除をして快適な生活が出来るようにすると言うように「できあがった料理」「きれいになった服や住空間」という成果を上げ、喜んでもらえる価値を作り出しているからです。
仕事術とは、あくまでもその成果を上げるためにとる手段のより良い方法のことを言います。
ですから仕事術とは、最大、最良のアウトプットを上げるためのプロセスの工夫ということが出来ます。
この記事を書いた人
- 1998年アーティスを設立し、インターネット通信販売をはじめとした数々のウェブサイト構築を手がける。ユーザビリティという言葉自体が耳慣れなかった頃よりその可能性に着目。理論や研究だけでなく、実際の構築と運営という現場で積み重ねてきた実績がクライアントの信頼を集めている。
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