Google Fontsとは

引用元：Google Fonts https://fonts.google.com/

Google Fontsとは、その名の通りGoogleが提供しているwebフォントです。
どれも無料で利用することができ、様々な言語に対応しています。
windowsなどのOS標準インストールのフォントにはない、綺麗で魅力的なフォントがたくさんあるため、webサイト等のデザインで多用されています。

使い方は、HTML・CSSを用いてWebサイトに表示する他、自分のPCにダウンロード＆インストールすることで、PowerPointなどのドキュメント、Photoshop・Illustratorなどの制作物にも使用することができます。

今回は、Google Fontsをパソコンにダウンロード＆インストールして使う方法を主に解説します。
ご自身のPCに標準インストールされているフォントが「なんだかいまいち」と感じている方は、是非この記事を参考にGoogle Fontsをインストールしてみてください。

Google Fontsをダウンロード・インストールする方法

ダウンロード・インストールを行うにあたり、会員登録等は一切必要ありません。
Google Fontsのページにアクセスするだけで、フォントをダウンロード・インストールすることができます。

STEP1. フォントを検索

Google Fontsのページから使いたいフォントを検索します。（日本語フォントを探したい場合は、「Language」のプルダウンから「Japanese」を選択すると、日本語のフォントのみで絞りこみができます。）

検索のポイント

①「Search Fonts」の検索窓では、フォント名を直接入力して検索できます。
②「Categories」では、明朝体、ゴシック体などのフォントの種類で絞り込みができます。
③「Type something」の部分に任意のテキストを入れて、入力したテキストをフォントのプレビューとしてみることができます。（Custom）

また、プルダウンから「Sentence」を選ぶと短文、「Paragraph」を選ぶと長文のダミーテキストがプレビューとして表示されます。

STEP2. フォントをダウンロード

希望のフォントを選択すると、様々な太さ（Weight）のフォントが一覧で表示されます。
右上の「Download family」をクリックします。

zipファイルがダウンロードされるので、クリックして解凍します。

STEP3. ダウンロードしたzipファイルを解凍

zipファイルを解凍すると、拡張子が「.otf」のフォントファイルが格納されていますので、ファイルをダブルクリックします。

STEP4. フォントをインストール

表示されたダイアログの「インストール」をクリックします。

これでインストールが完了しました！

Google Fontsの使い方

PowerPointの場合

フォントをインストールすると、テキストを追加した際のテキスト選択プルダウンから、インストールしたフォントを選べるようになります。

Photoshop・Illustratorの場合

Photoshop・Illustratorでは、インストールしたフォントを文字パネルから選択できるようになります。

私がGoogle Fontsでよく使うフォントピックアップ

引用元：Google Fonts https://fonts.google.com/

Noto Sans Japanese（日本語対応）

「Noto」シリーズは、GoogleがAdobeと共同開発したゴシック体のフォントファミリーです。中でもNoto Sans JPは日本語のみのフォントに特化しています。
太さ（Weight）のバリエーションも多く、「Thin 100」から「Black 900」まで6種類あります。
スマートフォンなどでも読みやすいよう設計されており、収録漢字も豊富かつ高品質なため、利用の幅はとても広いです。

「Noto Sans」はデジタル庁でも使用されていることが話題になりました。

参照：ブランド – デジタル庁

https://fonts.google.com/noto/specimen/Noto+Sans+JP

Noto Serif Japanese（日本語対応）

Noto Sansのセリフ体（明朝体）バージョンの「Noto Serif Japanese」。こちらもNoto Sansと同様の使いやすさです。
太さ（Weight）はNoto Sansより1つ多く、7種類あります。

https://fonts.google.com/noto/specimen/Noto+Serif+JP

Shippori Mincho（日本語対応）

東京築地活版製造所の五号系活字をベースにした、筆運びの美しさが感じられる、オールドスタイル明朝体フリーフォントです。
太さ（Weight）は5種類と豊富です。

https://fonts.google.com/specimen/Shippori+Mincho

Zen Maru Gothic（日本語対応）

明朝体や角ゴシック体とは異なり、漢字の角などがやわらかくなめらかです。安心感を演出する時などに使われることが多いです。
太さ（Weight）は5種類となっており、太さによって印象ががらりと変わるため、なにかと重宝するフォントです。

https://fonts.google.com/specimen/Zen+Maru+Gothic

Roboto（欧文のみ）

Robotoは、GoogleがAndroidのシステムフォントとして開発したサンセリフ（ゴシック体）のフォントです。Androidやchrome OSでのデフォルトフォントとして利用されています。
太さ（Weight）や斜体（Italic）などスタイル違いで12種類あります。欧文のみで日本語は収録されていません。

https://fonts.google.com/specimen/Roboto

さいごに

今回はGoogle Fontsのダウンロード方法と使い方、また使いやすいフォントについてまとめました。

フォントはデザインの印象を決めるとても大事な要素です。

「Google Fonts」にはこの他にも魅力的なフォントがたくさんありますので、どんどん活用してデザインの幅を広げていきましょう。

この記事を書いた人

わたなべソリューション事業部 エディター 兼 webディレクター

関西の芸術大学で染織・画像編集ソフトを学ぶ。卒業後、県内の織物会社で織物 の製造開発・生産管理・営業を経験する。その後、web制作未経験ながらアーティスへ入社し、webエディターとしてホームページのコンテンツ制作・ディレクションに携わっている。仕事は素早く・丁寧にを心掛けています！

この執筆者の最新記事

この執筆者の記事一覧

• 2024年11月19日WEB【Photoshop】アニメーション画像を作ってみよう！（APNG・WebP）【前編】
• 2024年9月27日WEB【Photoshop】画像の中に動画を埋め込んで書き出す方法（モックアップ動画の作成方法）
• 2024年9月11日WEBIllustratorの3D効果「3Dとマテリアル」で、立体的な文字を作ってみよう！
• 2024年8月21日WEBAdobe間の素材の共有が簡単に！CCライブラリの使い方