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ネット依存・SNS疲れにならないために!「週1回のITデトックスのすすめ」

スマートフォンの普及により、インターネットは私たちの私生活に浸透し、日常生活に欠かせないライフラインとなりつつあります。しかし、便利になった反面、「ネット依存」や「SNS疲れ」が大きな社会問題になっています。

私たちの日常生活に欠かせない「インターネット」と上手く付き合っていくために、気を付けなければならないことについてまとめてみました。

スマートフォンでのインターネット利用状況について

総務省が発表する平成29年度「情報通信白書」では、スマートフォン利用者における平日1日あたりのインターネット利用時間について、全体での平均は82分というデータが公表されています。

年代別に見ると10代では143分、20代129分、30代72分となっており、10代と20代では利用時間が顕著に長くなっています。

10代を例にしてみると、1日24時間のうち、睡眠時間が7時間、学校に通っている時間が7時間とした場合、残りの10時間のうち約24%をスマホでのインターネットに費やしている計算になります。

また、用途別のインターネット利用時間を見ますと10代や20代で「SNSを見る・書く」ことが長くなっていることが分かります。

このように、スマートフォンにおけるインターネットやSNS利用は、私たちの日常生活にかなり浸透していることが伺えます。

ネット依存・SNS疲れとは?

インターネットが生活の中で日常的に利用されるようになり、最近では「ネット依存」や「SNS疲れ」といった言葉を多く耳にするようになりました。

2016年にMMD研究所が公表したスマホ依存に関する調査データによりますと、10~30代の約2割以上がスマホに「かなり依存している」と自覚しているようです。全体では「やや依存している」も含めると71.4%の人がスマホ依存の自覚があるそうです。

では、社会問題となっている「ネット依存」や「SNS疲れ」とはどのような症状なのでしょうか?

ネット依存(インターネット依存症)

ネット依存(インターネット依存症)とは、インターネットの過度な使用が原因で、日常生活に支障を来している状態のことを呼びます。アルコール依存症やギャンブル依存症などと同じく、絶とうと思っていても自分をコントロールできない状態に陥ってしまうことを指します。

例えば、

  • インターネットにハマりすぎて仕事を休むようになった
  • インターネットをしていないと落ち着かない
  • 仕事中に仕事とは関係ないことを無意識にインターネットでやりはじめる

などの症状が挙げられ、下記のような影響をもたらす場合があります。

身体的な影響 頸肩腕症候群、眼精疲労、睡眠障害
精神的な影響 鬱病、昼夜逆転、ひきこもり
金銭的な影響 過度なゲーム課金による生活費の圧迫

ネット依存の専門外来のある久里浜医療センターのWebサイトでは、「ネット依存のスクリーニングテスト」ができます。ネット依存について気になる方は、自分の依存度合いをチェックしてみるとよいでしょう。

ネット依存のスクリーニングテスト(独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター)

SNS疲れ

SNS疲れとは、LINEやtwitter、Facebookなどのソーシャルネットワーキングサービスにおいて、他人とのコミュニケーションによって起こる精神的な疲労を指します。

主なストレスとして

  • 友達の投稿を見て、自分と比較して嫉妬してしまう
  • SNSでの友達のリア充投稿に嫉妬する
  • 他の友達には「いいね!」を押しているのに、私には押してくれないことが頭から離れない
  • 「既読」になっているのに返事が来ないことが気になってしょうがない
  • 「いいね!」されないと、友達に嫌われているのではないかと不安になる
  • 人からどう思われているのかが気になる

などが挙げられます。

これらのストレスが募ってしまうと、「社交不安障害」「身体醜形障害」「摂食障害」「不眠症」「うつ病」といった精神的な病気を引き起こしてしまう場合もあるそうです。

週1回スマートフォンを持たない生活のすすめ

より一層私たちの日常生活に浸透していくと思われるインターネットやSNSと上手く付き合っていくために、自分自身でルールを決めてインターネットを利用されることをお勧めします。

私自身、職業柄普段からインターネットを利用し、外出先でも常にメールをチェックするなど、インターネット依存にあたる症状がいくつもあります。休みの日でも常に仕事のメールをスマートフォンでチェックしているような状況が続き、何か改善する方法がないかと思うようになりました。

そこで、週末1日だけはスマートフォンを持たずに生活することをはじめてみました。

始めた当初は、外出先の情報や地図など調べものをする際にスマートフォンが無い事の不便さを感じました。
また、SNSやメールの受信状況なども気になって、何か落ち着かない感じがありましたが、しばらくすると常にスマートフォンでメールをチェックしていた生活から、あえて確認すらできない状況を作ることで精神的にとても楽に感じました。

もう1つのメリットとして、スマートフォンで何かを調べるという事もできないため、外出先でその土地の情報を人に聞いたりする事で、スマートフォンが普及する前には当たり前だった「人とのふれあい」を新鮮に感じる事ができます。

パソコンやスマートフォンを使わないと仕事が出来ない時代だからこそ、週1回だけでもスマートフォンをはじめとしたIT機器から離れる事で、1日の中で、目的もなく、ただスマートフォンをいじっているだけという無駄な時間がいかに長かったかという事を感じられると思います。

この記事を書いた人

野末 恒彦
野末 恒彦事業開発部 営業
自動車ディーラー、広告出版業の営業職の経験を経て2009年にアーティスに入社。ソリューション事業部の営業職として大学・総合病院などの企画営業に携わった後、事業開発部にて主に中小企業・開業医院等に向けたCMSサイト制作の企画営業に従事している。
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