事故データベースを活用して日常のリスクを軽減する
先週末、自宅でくつろいでいると、急に何かが焦げたような臭いがしてきました。
慌てて原因を探したところ、使用中の家庭用ゲーム機から臭ってきていることがわかりました。すぐに電源を抜いて対応したので、大事には至りませんでした。
「転ばぬ先の杖」ということわざが意味するように、起こり得る問題を事前に把握し備えることで、最悪の事態を回避、軽減できる可能性あります。我が家の異臭騒ぎは小規模な例ですが、世の中では様々な事故が発生しています。
そのような事故情報や危険情報をまとめてデータベース化しているサイトやサービスをうまく活用することで、日常生活のリスクを下げることができます。
事故のデータベースを活用する
「事故情報データバンクシステム」は、消費者庁が提供しているサービスで、過去に発生した日常の身の回りの製品、食品、サービスなどによる事故情報や危険情報を検索することができます。
試しに、私が体験したゲーム機に関する事故を検索するために、検索欄に「ゲーム機」と入力して検索ボタンを押してみます。
検索結果から、ゲーム機に関する発煙や発火、過熱に関する事故が多く発生していることがわかります。
これらから、ゲーム機の周りに燃える物を置かないように気をつけたり、長時間の運用はさけたりするなどの対策をとることができます。
もう1つ紹介する「失敗知識データベース」は、比較的規模が大きめの事故に関してまとめられています。
生活に直結する内容は少ないかもしれませんが、さまざまな分野の事故や失敗がまとめられているので、非常に勉強になります。
必要に応じて事前にリスクを把握しよう
私たちの身の回りには、さまざまな危機が潜んでいますが、それをすべて把握することは不可能です。過度に神経質にならず、必要に応じて事故状況や危険情報を調査して事前にリスクを把握しておくことが現実的です。
高額な商品を買うときや、安全面が少しでも気になる商品を買うときは、事前にどのような事故やリスクが発生するのかを是非把握しておきましょう。購入を再検討したり、事前に適切な対応策を検討したりできる良い機会になります。
まとめ
- 事故は突然発生する。
- 事前に準備しておくことで、回避、軽減できる可能性が高まる。
- 専門のデータベースで検索し、対策をすることができる。
- すべてを把握する必要はない、要所だけ抑えておくことが大切。
専門のデータベースを利用することで、生活の周りに潜むさまざまなリスクを知ることができます。
ここぞという場面では、きっちりリスクを把握しておき、事故の無い生活を送りたいものです。
この記事を書いた人
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2008年にアーティスへ入社。
システムエンジニアとして、SI案件のシステム開発に携わる。
その後、事業開発部の立ち上げから自社サービスの開発、保守をメインに従事。
ドメイン駆動設計(DDD)を中心にドメインを重視しながら、保守可能なソフトウェア開発を探求している。
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