暗号資産を使うための準備をしよう!「仮想通貨ウォレットMetaMaskのインストール&初期設定」
最近、ビットコインやイーサリアムなど、暗号資産について広告やニュースでよく見るようになりました。
よく見るようにはなりましたが、まだ触ったことが無い方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方のために、ブロックチェーンゲームやNFTの取引に必要不可欠な「MetaMask」の導入方法を紹介していきます。
インストールと初期設定であれば無料でできますので、興味がある方は本記事を参考に試してみて下さい。
イーサリアムとイーサ
まず始めに、イーサリアムとイーサを簡単に紹介します。
イーサリアムとは分散型アプリケーションの「プラットフォームの名称」です。
日本では暗号資産の通貨としてのイーサリアムという名称がよく使用されていますが、イーサリアムはあくまでプラットフォームであり、イーサリアム上で使われる通貨は「Ether(イーサ)」と呼ばれます。
本記事で紹介する「MetaMask」は、イーサリアム上のアプリケーションでイーサを使用できるようにするためのツールです。
イーサリアムを使ってできること
イーサリアムの最大の特徴は、スマートコントラクトを構築することができることです。
スマートコントラクトとはブロックチェーン上で契約(取引)を自動的に締結する仕組みで、ブロックチェーン上に記録されるため改ざんが難しいと言われています。実際、暗号資産の取引にも使用されており、高度なセキュリティを保持しています。
今後は暗号資産同様に金融取引に使用されるのはもちろん、投票に関しても改ざんが難しいスマートコントラクトが活用されていくのではないかと予想されています。
MetaMaskとは
MetaMaskとは、イーサリアム系の仮想通貨ウォレットです。文字通りウォレット(財布)で、暗号資産を保持しておくための財布のようなものです。
イーサリアムのブロックチェーンと連動したサービスでは、このウォレットを通してイーサを使用することができます。
NFTの購入や、ブロックチェーンゲームをする場合はMetaMaskが必須となります。
誰でも無料でインストールすることができるので、以下を参考にインストールしてみて下さい。
MetaMaskのインストール方法
それでは早速インストールと初期設定をしていきたいと思います。
まずはMetaMaskの公式サイトにアクセスし、「Download Now」から次に進みます。
今回はChromeにインストールをしていきますので、「Chrome」を選択して「Install MetaMask for Chrome」から次に進みます。
画面には表示されていませんが、現時点(2022年2月)では以下のブラウザに対応しています。
- Google Chrome
- Firefox
- Microsoft Edge
- Brave
chromeウェブストアが立ち上がりますので、「Chromeに追加」で次に進みます。
chromeに追加が完了すると、MetaMaskが開きます。
これでインストールは完了しましたので、ここからはMetaMaskの初期設定を行います。
ここからも簡単なので、安心してください。
選択肢が2つありますが、ウォレットを始めて作成する場合は「ウォレットの作成」を選択します。
既にウォレットを持っていて、PCの買い替えなどで新たにセットアップする場合は「ウォレットのインポート」を選択します。
今回はウォレットを作成して進めていきます。
任意のパスワードを設定します。
次は「Secret Recovery Phrase」を設定します。
「Secret Recovery Phrase」とは、自分のMetaMaskにアクセスするためのマスターキーのようなものです。
12個のランダムな英単語から生成される単語の羅列です。
これがあれば、別のPCからも自分のMetaMaskにアクセスできる一方、他人に漏れてしまうと自分のウォレットに勝手にアクセスして資産を送金する事もできるため、厳重に保管して下さい。
また、これを紛失してしまうと自分のPCが使用できなくなった場合にMetaMaskを復旧できなくなり、入ってる全ての資産を失う可能性がありますので、必ず保管しましょう。
先ほど保管した「Secret Recovery Phrase」の単語の順番に、パスフレーズをクリックしていきます。
(クレデンシャル情報のため、本記事ではグレーで塗りつぶしていますが、12個の英単語がランダムに表示されているはずです。)
これで、MetaMaskの初期設定が完了しました。
まだ初期設定なので0ETHとなっていますが、取引所などで取得したイーサをこのMetaMaskに送金することで、ウォレットにイーサを入れることができます。
ただし、送金するときには手数料である「ガス代」がかかるのでご注意ください。
まとめ
MetaMaskの設定自体はとても簡単だったかと思います。
記事中でも説明しましたが、Secret Recovery Phraseが他人に漏れたり紛失したりすると自分の資産を失ってしまう可能性がありますので、大切に保管してください。
ここまででMetaMaskの初期設定が完了したので、興味がある方はイーサを用意して、実際に使ってみることをお勧めします。
この記事を書いた人
- 創造性を最大限に発揮するとともに、インターネットに代表されるITを活用し、みんなの生活が便利で、豊かで、楽しいものになるようなサービスやコンテンツを考え、創り出し提供しています。
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