Perplexity(パープレキシティ)で新しい検索体験をしてみよう!特長や使い方、料金を紹介!
今話題のAI検索エンジンPerplexity(パープレキシティ)をご存じでしょうか?
Google検索に代わる新たな情報検索ツールになるかもしれないと話題になっています。
また、2024年6月ソフトバンクが「ソフトバンク」「ワイモバイル」「LINEMO」の契約者に対して、Perplexity(パープレキシティ)の有料版を1年間(2024.6.19~2025.6.18)無料で提供するとして注目を集めました。
この記事では、AI検索エンジンPerplexity(パープレキシティ)の特長や使い方、料金について紹介します。
Perplexityとは
Perplexityは、AIを活用した対話型の検索エンジンです。2022年12月のリリース以来、その革新的な検索体験が注目されています。
従来の検索エンジンとの違い
従来の検索エンジンは、ユーザーの検索ワードに対して、関連するwebページのリンクの一覧を提供していました。
Perplexityは、複数のwebサイトから集めた情報をAIがまとめ、要約して回答を表示してくれます。
従来のように、たくさんのページを自分で読み比べて、最適な情報を取得する手間が省けるので、より効率的な情報収集が可能です。
Perplexityと他の対話型AIの違い
1.引用元の提供
ChatGPTなどの対話型AIは引用元を提供しない場合がありますが、Perplexityは、回答の根拠となる引用元のリンクを提供します。
引用元が提供されることで、要約された回答に加えて、引用元となっているwebサイトも閲覧することができるので正確な情報の取得が可能です。
2.最新情報の取得
ChatGPTなどの対話型AIは、特定の時点までの学習データに基づいて回答を生成するのに対して、Perplexityは、インターネット上の情報をリアルタイムで収集しています。そのため、最新情報にも強いという特長があります。
試しに、2024年の総裁選について、Googleの対話型AI「Gemini」と「Perplexity」に質問をしてみました。
Googleの対話型AI「Gemini」は政治に関する質問には対応していなかったため、詳しい情報を得ることができませんでした。
「Perplexity」で同じ質問をしてみたところ、総裁選概要、選挙の仕組み、スケジュールなど、様々な情報を得ることができました。
アカウント別 機能一覧表
Perplexityは、ユーザーが迅速に情報を得られるようにするため、基本的な検索機能はログイン不要で利用できる仕様になっています。
基本的な検索機能は、ログイン不要で利用できますが、アカウント登録や有料プランを契約することで、より快適にサービスを利用することができます。
アカウント別に利用できる機能は以下の通りです。基本的な使い方や機能の詳細は順にご紹介します。
Perplexityの検索機能の使い方
はじめに、基本的な検索機能の使い方をご紹介します。
1.Perplexityにアクセス
Perplexityの公式サイトにアクセスします。
アクセスすると下記の画面から、チャット形式で質問や情報検索を行うことができます。
2.検索ワードを入力
今回は例として「世界最高のハイキングコース」と入力しました。
画面赤枠の「→」をクリックすると回答が出力されます。
3.回答の出力
質問に対する回答が出力されます。
①検索ワード ②引用元のリンク ③検索ワードに対する回答 ④関連画像が表示されます。
4.関連検索で情報を掘り下げる
検索をすると回答の下に、関連検索を提案してくれます。
従来の検索エンジンにも、このような関連ワードを提案してくれる機能はありましたが、より具体的な質問で情報を掘り下げることが可能です。
5.フォーカス機能(絞り込み機能)
フォーカス機能を使うと、検索対象を絞り込むことが可能です。
デフォルトではAII(インターネット全体で検索)となっていますが、論文・ビデオ・ソーシャルなどで絞り込んで検索できます。
①検索欄に検索ワードを入力 ②フォーカスをクリックします。
フォーカスをクリックすると、ポップアップメニューが表示されますので、ここから検索対象を絞り込みます。
今回は例として「ビデオ」を選択して検索をしました。
そうすると、ソースと関連画像の箇所が動画で回答が出力されます。
アカウント登録すると利用できる機能
アカウント登録は必須ではありませんが、登録をすることで検索履歴の閲覧やPro検索が体験できるようになり、より快適にサービスを利用することができます。
検索履歴の閲覧
画面右側の「ライブラリ」では過去から現在までの検索履歴の閲覧が可能です。
「ライブラリ」をクリックすると、検索履歴が一覧で表示されます。一覧からクリックすると検索履歴の閲覧が可能です。
Pro検索の体験
Pro検索は、複雑で分析が必要になる質問に適した高度な検索機能です。
有料プランでは、1日最大600回の利用が可能ですが、無料でもアカウント登録をすれば、4時間ごとに5回までPro検索を体験できます。
例えば、「浜松の人口は?」などの簡単な質問や事実確認の場合は通常の検索を利用し、「日本の少子化問題の原因と対策は?」など複雑で分析が必要な質問の場合にはPro検索を利用します。
Pro検索を利用する場合は、画面の「Pro」ボタンをオンにして検索をすると利用可能です。
各種設定
画面左下歯車アイコン「設定」から言語、ユーザー名など各種設定が可能です。
また「AIデータ保持」をOFFにしてくと、学習用としてPerplexityにデータが提供されなくなるので、気になる方はこの設定をOFFにしておきましょう。
アカウント登録方法
アカウント登録をして利用する場合は、画面にある「サインイン」または「新規登録」をクリックします。
アカウント登録は、Google・Appleアカウント、メールアドレスで登録可能です。
有料プランと限定機能
Perplexityの有料プランには、以下2つの支払い方法があります。
- 月額プラン:20ドル
- 年間プラン:200ドル
年間プランを選択すると約2ヶ月分が無料になる計算です。
有料版にアップグレードすることで、以下の機能が利用可能になります。より情報収集を効率化したい方は有料プランがオススメです。
最大600回のPro検索
有料プランの場合は、1日に最大600回Pro検索の利用が可能です。
先述したとおり、複雑で分析が必要になる質問はPro検索の利用が適しています。
AIモデルの選択
GPT-4、Claude 3、GoogleのGeminiなどの複数のAIモデルから、好きなモデルを選択可能になります。この機能により異なるAIモデルの特性を活かして最適な回答を得ることができます。
異なるAIモデルに対して同様の質問をすることで、その情報の信頼性を確認することが可能です。
ファイルアップロード
有料版では、無制限にファイルのアップロードが可能になります。また、画像、Excelファイルをアップし、その内容を解析することも可能です。
画像生成
Stable Diffusion XLやDALLE3などの画像生成AIを用いて、画像の生成が可能となります。
商用利用は不可、1日50枚まで生成可能です。
Perplexityを使用する際の注意点
ここまでご紹介したように、Perplexityは劇的に情報収集の効率を上げることの可能な情報検索ツールですが、使用する際にいくつか注意点があります。
以下で具体的な注意点をご紹介します。
1.引用元に誤りがあると、回答に誤りが出る
最初に説明したとおり、Perplexityは、複数のwebサイトから集めた情報をAIがまとめ、要約して回答を表示してくれます。そのため、引用元のwebサイトの情報に誤りがある場合、回答結果に誤りが出てしまう可能性があります。
2.日本語対応の精度
日本語対応されていますが、完全に対応しているわけではありません。そのため、日本語の質問に対して、英語で回答が返ってくる場合があります。
このような場合は、「日本語で回答をお願いします」と質問文に追記したり、質問内容を変更したりすることをお試しください。
3.曖昧な質問
具体的な質問には適切な回答が返ってきますが、曖昧な質問の場合適切な回答が得られない場合があります。
なるべく具体的な質問を心がけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Perplexityは、従来の検索エンジンとは異なる、新しい情報検索ツールです。
最新の情報を効率的に探せるだけでなく、情報の出典元も確認できるので安心して利用できます。
まだ開発途中のサービスではありますが、Googleの替わりになるかもしれない情報検索ツールです。
是非この機会にお試しください!
この記事を書いた人
- 愛知県出身、自動車関連の工場で品質管理・オペレーター・技術指導員を経験し、働きながらweb制作について学ぶ。約1年間の学習期間を経てアーティスへ入社。現在は、webディレクターとして、大学・病院サイトを中心にディレクション・企画業務に携わっている。
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