SNSが持つ危険性について理解し、トラブルが起きないようにしよう
FacebookやInstagramなど多くの人がSNSを利用し、最近では企業においても積極的にSNSを活用したマーケティングを行っています。しかし、何かとSNSをめぐるトラブルを多く耳にします。
そこで今回は、安全にSNSを楽しむために、改めてSNSで起こりうるトラブルとそれらの回避方法を理解していきましょう。
不用意な発言・投稿による炎上
TwitterやFacebookにちょっとしたイタズラを掲載したとしましょう。本人にとってはほんの冗談くらいの気持ちだったとしても、多くの人の目に留まるSNSでは大きな問題に発展してしまうかもしれません。拡散され、収拾がつかなくなってしまう可能性もあります。知人や友人だけでなく、芸能人などへの誹謗中傷も控えるべきです。
個人情報の流出
自分の名前や住所、企業の機密情報などをそのまま掲載する人はいないでしょうが、投稿された写真やコメントから特定されてしまう可能性があります。
実際にあった例として資産税課に勤める19歳の職員が、固定資産税の事務処理をしている際、自身の卓上にある食べ物や飲み物をスマートフォンで撮影し、Twitterに投稿。何気ない日常の一コマを投稿したその画像には、卓上にあった償却資産申告書が入っており、社名や資産取得価格が判別できる形で写りこんでしまっていました。
この投稿について情報漏洩を指摘する問い合わせが届き事態が発覚したとのことです。本人に悪気はなかったのでしょうが、情報漏洩に関する危機管理意識が足りないと言われても仕方がないでしょう。
また、付き合っている人を載せてしまった、子どもの写真を載せてしまったなど、友人に関する情報をSNSに載せてしまいトラブルにつながるといったケースもあります。
SNSの設定で友人しか見られないようにするなど公開範囲についても再確認する。
偽情報に騙される
SNSに限った話ではありませんが、ネット上には多くの情報が存在します。それらの中には悪質なデマ情報も存在します。
特に気を付けたいのが大きな事件や災害の際にもこれらのデマ情報が多く流れるということです。
実例として熊本地震の際神奈川県に住む男性が「ライオンが逃げ出した」というデマ情報をtwitterに投稿。その後熊本県警に逮捕されるという事件がありました。
大きな事件や災害は多くの人に認知されますので、その分悪ふざけをする人が出てきてしまう様です。情報の真偽を確認するのは困難ですが、まず本当なのか確認するようにし自分もデマの拡散に一役買わないよう注意しましょう。
参考記事:https://kumanichi.com/kumacole/earthquake/139258/(熊本日日新聞)
クリックジャッキングで意図しない動きをさせられる
クリックジャッキングとはユーザーを視覚的にだまして、正常に見えるページとは異なる動きを誘導することです。
信頼のおけるWebサイトであればバナーやリンク先のURLをクリックすれば、意図通りの結果が出ます。クリックジャッキングは、そうした習慣を逆手に利用しているのです。
実例
- ユーザーが見えているものとは異なるページへのURLをクリックさせられる
- 望んでいないのにSNS退会手続きをさせられる
- SNSの公開範囲を(非公開のものを公開に)勝手に変えられる
まとめ
SNSでよく起こりうるトラブルとそうならないために意識するべきことを紹介しました。SNSは非常に便利で楽しい反面、気を付けなければいけない点も多くあります。自分が発信する情報は全世界の人と繋がっているくらいの意識を持っておけば、不要なトラブルは避けられるでしょう。
守るべきポイントをしっかりおさえて、SNSを安全に楽しみましょう!
この記事を書いた人
- 創造性を最大限に発揮するとともに、インターネットに代表されるITを活用し、みんなの生活が便利で、豊かで、楽しいものになるようなサービスやコンテンツを考え、創り出し提供しています。
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