色と形の両面からアプローチすることの重要性
例えば、カレンダー形式の営業日案内で、休日を赤字のテキストで表現している場合、赤色の識別が苦手なユーザーにとって、休日も営業日と同じように見えてしまいます。
文字色だけで区別したカレンダー
音声読み上げソフトには、色の情報の読み上げに対応していないものがあるため、読み上げた場合でも区別ができない可能性があります。ユーザー環境によって、休業日がいつかという大切な情報が、提供できていないことになります。
この場合、背景色と文字色を反転させた表示を用いることで、赤色が識別できないユーザーにも情報を伝えることができます。
反転表示で区別したカレンダー
読み上げソフトは、テキスト情報を上から順に拾って読み上げます(ソースの書き方によってはある程度読み上げ順序を工夫することはできます)。したがって、モニタで見える情報の位置関係をそのまま読み上げによって理解できるわけではありません。
「右にある図」「△の地域」など掲載位置や掲載している形での表現は「右側にある入学者数の増減データ」「△で囲われた浜松から豊橋までの営業エリア」といったように、形や位置に頼らなくても、内容が理解できるように配慮する必要があります。
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