ディスクリプション の最適化はクリック率(CTR)に直結する!正しい書き方を3つのステップでご紹介
「ディスクリプションって何?CTRアップにつながる?」
「ディスクリプションってどうやって書けばいいの?」
このように、ディスクリプションの効果や使い方がわからずに困っていませんか?
ディスクリプションをうまく活用することで、Webページの興味付けになり、クリック率アップが期待できます。
そこで今回の記事では、ディスクリプションの具体的な効果と、ディスクリプションを書く際に大切な3つのステップについて解説していきます。
ディスクリプション とは?
ディスクリプション とは、ページコンテンツの概要や要約を示したHTML内に記述するテキストのことです。ディスクリプション の文章はページ内には表示されず、Googleなどの検索エンジンに、ページ内容の要約を伝える役割があります。
正式名称は「メタディスクリプション (meta description)」と言い、他にも「メタタグ」、「スニペット」などとも呼ばれます。
また、ディスクリプションに設定したテキストは、Googleなどの検索エンジンの検索結果に引用される可能性が高く、ユーザーニーズにマッチした文章を設定することで、ページの興味付けになり、クリック率(CTR)アップにつながります。
CTRが上がれば、検索エンジン経由のアクセスが増え、結果としてWebサイトの収益アップが期待できるのです。
ここからは、ディスクリプションのCTR効果と具体的な設定方法について解説します。
ディスクリプションにはCTR向上の効果がある
人を惹きつけるディスクリプションは、ユーザーのクリックを促すため、クリック数アップの効果が期待できます。
ディスクリプション設定のポイントは「思わずクリックしたくなる文章」です。
そのため、Googleからの直接的な評価ではなく、CTRの向上が狙いにあります。
具体的な書き方は後述しますが、ディスクリプションの作成は「思わずクリックしたくなる文章」を心がけましょう。
また、ディスクリプションを手動で設定しなかった場合、Googleが自動でコンテンツ内の一文を抜粋して設定します。
しかし、自動的に設定されたものはページ内の一文に過ぎないので、「思わずクリックしたくなる文章」としての効果は弱い可能性があります。
クリック率アップのためにもディスクリプションは自身で設定しましょう。
ディスクリプションの設定方法
ディスクリプションは、HTMLのheadタグに挿入します。
例えば以下のように設定します。
<head> <meta name=“description” content=“ここにテキスト入力”> </head>
「ここにテキスト入力」の部分に任意の文章を記述すれば完了です。
ディスクリプションの書き方!コツは3つのステップ
ディスクリプションはコピー文章が効果的です。
コピー文章とは、ユーザーが反応しやすく、思わず行動してしまう文章のことです。
つまり、コピー文章によって、ディスクリプションの閲覧からクリックまでの行動を促すことが狙いです。
ディスクリプションを書くコツは以下の3ステップです。
- 悩みの共感
- ページの要約
- ページに限定性を持たせる
具体的に一つ一つ解説していきます。
ステップ1.悩みの共感
ディスクリプションの冒頭で悩みの共感をしてあげることで、ユーザーを惹きつけることができます。
ユーザーは自分の悩みを解決できそうなページや、利益がありそうなページに関心が集まります。
悩みが共感できれば、人は「このページには私の探している情報が書いてありそう」と思ってくれるでしょう。
また、その共感が具体的であればあるほど人を惹きつけやすくなります。
例えば、最近髪の毛の抜け毛が激しいことで悩んでおり、さらに頭皮の赤みやかゆみといった症状が出ているユーザーがいると仮定します。そのユーザーがGoogleで「髪の毛 抜ける 原因」と検索した時に以下のようなディスクリプションにすると共感を得ることができます。
髪の毛が抜けることだけでなく、細かな症状を示すことで、共感を得られやすくなります。
ディスクリプションの冒頭で悩みを共感し、ディスクリプションの完読、およびクリックを促しましょう。
ステップ2.ページの要約
続いて、そのページに何が書かれているのか簡単に説明しましょう。
冒頭で共感が得られたユーザーは、次に、そのページを読む価値があるのかどうかを判断します。
自分の欲しい情報が書かれているようであればクリックしますし、書かれてないようであればスルーします。
例えば、ステップ1と同じ、抜け毛の悩みを抱えているユーザーであれば、以下のようなディスクリプションが効果的です。
特に、ユーザーが抱える悩みに対する「原因」と「対策」は、ユーザーにとって欲しい情報である可能性が高いので、そのページの要約でありながら、ユーザーのニーズを満たせる文章が最適です。
ステップ3.ページに限定性を持たせる
最後に、他のページとの差別化を図るために、限定性を持たせます。
ユーザーはできる限り一つのページだけで悩みを解決したいと考えています。
そのため、自分にメリットのあるページと感じても、他のページの方が優位と判断されれば、そのページがクリックされることはありません。限定性を持たせて、「このページは読まないともったいない」と思わせることが大切です。
例えば、ステップ1と同じ、抜け毛の悩みを抱えているユーザーであれば、以下のような文章で限定性を持たせられます。
このように、ディスクリプション内でページに限定性を持たせ、他と差別化させることで、そのページのクリック率上昇につながります。
最終的なディスクリプションの例
ディスクリプションの文字数は?書くときの3つの注意点!
ディスクリプションを書くときの注意点は、主に以下の3点です。
文字数は70文字以内
ディスクリプションの文字数は70文字以内にしましょう。
70文字とは、ディスクリプションがスマホで表示される最大文字数です。(2019年2月12日時点では、ページによって前後はありますが、70文字前後で表示されています。)
70文字以上書いてしまうと、スマホで見た時に全て表示されず、ディスクリプションのメリットがなくなってしまいます。
また、以前まではパソコンで表示される最大文字数である120文字以内が主流でしたが、現在ほとんどのユーザーがWebサイトをスマホで閲覧しているので、70文字以内が理想となっています。
そのため、ディスクリプションは70文字以内でどれだけユーザーを惹きつけられるかが大切になります。
無理にキーワードは挿入しない
ディスクリプションにキーワードを無理に挿入してはいけません。
そもそも、ディスクリプションには直接的なSEO効果はないので、キーワードを入れてもほとんど意味がありません。
複数のキーワードを挿入しても効果がないうえ、無理に挿入すると、読者にとって分かりにくいディスクリプションになる可能性があります。
ディスクリプションはユーザーのクリック率を上げることが狙いなので、できる限りユーザーがわかりやすい内容にすることが大切です。
避けるべき方法
- ページの内容と関連のない description メタタグを記述する。
- 「これはウェブページです」や「野球カードについてのページ」のような一般的な説明を使用する。
- キーワードだけを羅列する。
- サイトのドキュメントの内容をそのまま description メタタグにコピー&ペーストする。
検索結果に反映されない時の原因と対策
ディスクリプションが反映されない時は文章を見直しましょう。
ディスクリプションを設定したのに、正しく反映されずに書き換えられている場合があります。
Googleではディスクリプションの内容が不適切と判断された場合、ページ内から自動的に一部抜粋して設定されます。
多くの場合、タイトルやコンテンツ内容に対して、ディスクリプションが釣り合っていないことが原因です。
クリック率を意識しすぎて、ページ内に一切書かれていない内容をディスクリプションには記載してはいけません。
仮にディスクリプションが反映されていなかった場合は、文章を書き換えて、Google Search Consoleにある「Fetch as Google」でページのクロールを催促すると解決します。
参考記事:Fetch as Googleとは?/URLの再クロールを申請する方法
まとめ
ディスクリプションの本質は「思わずクリックしたくなる文章」です。
ディスクリプション自体には直接的なSEO効果はないので、無理にキーワードを入れる必要はなく、ユーザーが読みやすい文章を心がけましょう。
ディスクリプションは以下の3つのステップで書くとクリック率アップが期待できます。
ステップ1. 悩みの共感
ステップ2. ページの要約
ステップ3. ページに限定性を持たせる
クリック率が上がれば、ユーザーがページコンテンツを閲覧する機会が増えるので、単純に収益アップに直結します。
文字数や読みやすさを意識して、ユーザーを惹きつけるディスクリプションを作成しましょう。
この記事を書いた人
- 創造性を最大限に発揮するとともに、インターネットに代表されるITを活用し、みんなの生活が便利で、豊かで、楽しいものになるようなサービスやコンテンツを考え、創り出し提供しています。
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