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これからの教育現場に必要な教育機関向けクラウドサービス「Google Workspace for Education Fundamentals」とは?

現在日本の教育機関では、インターネットなどの通信技術を活用した「ICT教育」の導入が急速に進んでいます。また新型コロナウイルス感染症の影響もあり、さらにICT教育の需要と早急な対応が求められているのではないでしょうか。

大手検索エンジンGoogleでは、全世界の教育機関に向けてICT教育がスムーズに行えるよう「Workspace for Education」というサービスを提供しています。今回はWorkspace for Educationとはどのようなサービスなのか、またその導入方法をご紹介します。

Google Workspace for Education Fundamentalsとは?

Google Workspace for Educationは、Googleが世界中の教育機関限定に提供しているクラウドサービス(無料or有料)です。
このサービスではGoogleの基本的なサービス(アプリ)がICT教育に最適化され、さらにデータを安全に保管し、管理するためのセキュリティ機能が揃っています。

Google Workspace for Education の概要(Google公式サイト

※利用条件を満たす全世界の幼稚園、小中高校、高等教育機関、米国のホームスクール協会で利用することができます。利用条件は下記URLをご確認ください。

https://support.google.com/a/answer/134628

ICT教育をサポートする充実したサービス(アプリ)

Workspace for Educationで使用できるサービスは下記です。誰もが一度は見たこと、使ったことのあるアプリではないでしょうか。

▲Google Workspace for Educationアプリ紹介
https://services.google.com/fh/files/misc/gwfe_apps_details.pdf)から引用

その中でも「Google Classroom」は、授業やオンラインでの課題提出をサポートするツールとして充実しています。授業内の教師、生徒どうしのコミュニケーションサポートはもちろん、保護者にも生徒の課題状況やクラス活動を共有することができます。

Google Classroomについては、下記URLをご確認ください。
https://edu.google.com/intl/ja/products/classroom/

機能や特性が違う4つのエディション(サービス体系)

またこのサービスには、機能や特性が違う4つのエディション(サービス体系)があります。

上記で紹介したサービス(アプリ)を無料で利用できる「Education Fundamentals」から、高度なセキュリティと管理者機能が備わった「Teaching and Learning Upgrade」、高度なビデオ通信機能がついた「Teaching and Learning Upgrade」、そして有料エディション機能の全てを兼ね備えた「Education Plus」があります。

詳しいサービス内容は公式ホームページをご覧ください。

Googleサイト内検索(Google Programmable Search)結果ページの広告を非表示にできる

サイト内検索とは、webサイト内の情報をキーワード検索できる機能のことで、よく「虫眼鏡マーク」で表されています。ページ数が多く、サイト内の構成が複雑になりがちな高校や大学のwebサイトでは「サイト内検索」は必須の機能です。

▲長野県立大学様ヘッダー(https://www.u-nagano.ac.jp/

サイト内検索(Google Programmable Search)の検索結果ページ

Googleが提供するサイト内検索サービス「Google Programmable Search」は、無料で自身のサイトにサイト内検索を簡単に導入できるサービスですが、検索結果ページに広告が表示されてしまうため広告エリアをクリックされてしまうと外部のサイトに遷移してしまいます。(下記参照)

しかし、Workspace for Educationに登録されているアカウントであれば、広告が表示されない無料の Programmable Search Engineを利用することができます。

Workspace for Education登録後のサイト内検索広告の非表示は下記ブログで紹介しています。

【教育機関向け】Google Programmable Searchでサイト内検索結果から広告を非表示にする方法

Google Workspace for Education導入にあたって必要なこと

Google Workspace for Education 承認申請の提出

下記お申し込みフォームにアクセスし、必要事項を入力後送信してください。

https://workspace.google.com/signup/edu/welcome

ドメイン所有権の証明

ドメインとは「インターネット上の住所」のようなもので、WebサイトのURLや、メールアドレスの中で使われているものです。Workspace for Education承認申請フォームを送信後、自動的にGoogle管理コンソールに移動します。管理コンソールでドメイン所有権の証明手続きを行ってください。

まとめ

「Workspace for Education」の紹介と導入にあたって必要なことをご紹介しました。Workspace for Educationを利用することで、オンラインでの学習を円滑に実施できるようになることはもちろん、サイト内検索結果広告の非表示や紙コストの削減、作業効率のアップにも期待ができます。

無料で登録できるエディションもありますので、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

佐藤 美南
佐藤 美南ソリューション事業部 webディレクター
高校時代に1年間のメキシコ留学経験を経て、関東の大学で国際文化と多言語について学ぶ。アーティスへwebディレクターとして入社後は、webユーザビリティを学びながら大学・病院サイトを始め、コーポレートサイトのディレクション・企画業務に携わっている。
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