病院の特徴や特色を上手に伝える「動画コンテンツ」
入院施設を抱えるような大・中規模の総合病院を利用される一般の方にとっては、頻繁に利用する場所ではないため、救急外来や健康診断などで利用するだけで、その病院についてよく知らないというユーザも多いようです。しかし病院ごとに「病床数あたりの看護師数が多く安心安全な入院環境を提供している」「リハビリテーション施設が充実している」など、力を入れている分野や特色があります。
Webサイトを構築する際にそれらの特色をきちんと訴求できるようにすることはもちろんの事ですが、加えて動画を取り入れることでより直観的でダイレクトに知ってもらうことに繋がります。そこで今回は病院の特徴や特色を効率的に訴求できる動画コンテンツについて考えてみたいと思います。
動画でもターゲット設定が大切
動画コンテンツにおいてもWebサイトの他のコンテンツと同様に戦略策定が重要です。
設定したターゲット(伝えたい相手)に届くように企画・制作をすることが最も大切なポイントです。
例えば、患者さん向けに院内の様子を紹介する場合には、院内に日当たりのよい爽やかに過ごせる場所があることや、リハビリテーション施設充実しているなど、病気の人が行く場所というネガティブな印象の病院でも気持ちよく前向きに過ごせるような環境であることを伝えます。
これが求職者をターゲットにした場合では、職員向けの設備が充実していることや研修のための設備が整っているなど、働く環境としてのメリットを紹介することが必要です。
つまり、ターゲットを設定することで訴求したいポイントを絞り込むことができ、また動画の見せ方も明確になってくるというワケです。
プロモーション方法のご紹介
ハウルビデオ・インタビュー | お客さまの声や感想を集めたものなど実際の利用者やスタッフが出演して生の声で伝える。 |
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施設紹介・サービス紹介 | 施設が持つ特徴や利用している様子など伝えることで、利用者のイメージを膨らませる。 |
団体概要の紹介 | ポリシーや歴史などを紹介。経営陣やスタッフによる発信し信頼の獲得が期待できる。 |
サポート・FAQビデオ | 利用方法や疑問点を解消し理解を深めることで満足度を高める。 |
掲載方法と設置場所
Webサイトで展開する場合、その掲載場所や掲載方法も重要なポイントです。あらかじめ設定したターゲットに対して効率的に訴求できるかどうかも検討した上で掲載場所や掲載方法を決定する必要があります。
ブランディングを目的とした場合、動画はYouTubeなどの動画サイトと連携することでより多くの人の目にとまる可能性が高まります。その反面、再生終了後にほかの動画に流れてしまうなどのデメリットもあるので目的によって掲載方法を検討する必要があります。
より具体的なターゲット・目的がある場合には、動画を盛り込んだラインディングページを作成するのもおすすめです。
ランディングページは、広義として、ユーザが最初に訪問するWebサイト内のページを指しますが、ここでは1ページ内にターゲットが必要な情報を盛りこみ、問い合わせ・資料請求・来院などを促すための独立したページを指します。
1ページ内に情報を盛り込むことで長くなりがちなランディングページを動画コンテンツの持つ情報力がカバーし、シンプルで伝わりやすいコンテンツを提供することができます。
ナレーションとキャプションの使い分け
声で伝える「ナレーション」と、文字で伝える「キャプション」。
この両方を使って状況をより詳しく伝えることができることも動画の特徴です。
キャプションは、映像に対してその様子や状況を説明するために掲載します。聴覚障がい者にも内容をきちんと紹介できるメリットがあります。
ナレーションは、より詳しい説明を音声で伝えることができる他、音による訴求を行うことでユーザの関心をひくことができます。映像は常に見ていなければいけませんが、音声は仮に画面から目を離しても耳に届けることができます。
ナレーションとキャプションを目的に合わせて上手に使い分けることで、見ることと聞くこと、そしてその両方でより多くの情報を閲覧者に訴求することができます。
まとめ
配信環境の高速化や制作コストの低下など、動画コンテンツは身近な存在となりました。
病院という一見ネガティブな印象が持たれやすい場所だからこそ、動画のようなリッチなコンテンツで病院の魅力や特色を伝えてみるのはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
- 創造性を最大限に発揮するとともに、インターネットに代表されるITを活用し、みんなの生活が便利で、豊かで、楽しいものになるようなサービスやコンテンツを考え、創り出し提供しています。
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