【Webマーケティングの基本】4つのSNS広告(Facebook,Twitter,Instagram,LINE)を理解しよう!
FacebookやTwitter、Instagram、LINEなどSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)が急速に普及し、日本国内におけるSNS利用者は7,000万人を超え、2019年末には7,732万人まで拡大するとの調査結果※が発表されています。
※2017年度 SNS利用動向に関する調査(株式会社ICT総研)より
また、利用者の拡大に合わせてWebマーケティングツールとしても注目され、様々な企業がSNS広告を活用しています。今回はこのSNS広告について、これからWebマーケティングの手段として活用を考えている方に向けてご紹介しています。
SNS広告とは
今更説明することでもありませんが、SNSとはソーシャルネットワーキングサービスを省略したもので、多くの人々がコミュニケーションを取ったり、日常を発信したりとSNSは今や私たちのライフスタイルに溶け込んでいるコミュニケーションツールです。
そのSNSの配信面を利用して、自社商品・サービスの宣伝を行うことをSNS広告といいます。
また、拡散性の強いSNSならではの特性もあり、効果的なWebマーケティング手法として注目されるようになりました。
SNS広告の特徴
SNS広告の特徴は何といっても「ターゲティング精度の高さ」です。
SNSを利用しているユーザーは自分のプロフィール(地域や性別、職業や趣味など)を登録しているため、それらの情報をもとに詳細なターゲティングをすることができます。
そのため、ターゲットとなる情報集段階の潜在顧客層への認知拡大を図ることができます。
SNS広告の種類
SNS広告と一括りでご紹介してきましたが、サービス毎に特徴があります。そのため、アプローチしたいユーザー層に合わせて広告を出稿するSNSを選ぶ必要があります。
では、主要な4つのSNS広告についてそれぞれポイントをご紹介します。
Facebook広告
信頼性の高い個人情報に基づいた、精度の高いターゲティングが可能
Facebook広告は、他のSNS広告に比べてターゲティング精度の高さが優れています。実名登録が必要なFacebookでは、氏名のみならず年齢や住所などの個人情報から、職業や興味関心のあるコンテンツまで細かな情報が登録されています。
それらの情報をもとに、ターゲットとなるユーザーに的確な広告を配信することができます。
Instagram広告
若い女性向けのマーケティングにおすすめ
他のSNSに比べて圧倒的に女性比率が高いInstagramでは、女性向けの商材やサービスの広告に適しています。
利用者で最も多いのは10代~20代の女性です。そのため若年層が関心のあるアパレルや美容、旅行関連のマーケティング活動で効果を発揮します。
Instagram内のストーリーズという機能への出稿も可能です。この機能はストーリーズの投稿の間に差し込まれるため広告として認識されにくく、自然な流れでユーザーに向けて宣伝されます。そのためユーザーに対してあまりストレスのない形で配信することができます。
Twitter広告
10代20代の利用者が多く、拡散力が最も高い
他のSNSと比較すると10代20代の学生の利用者が多く、若年層へのアプローチに効果的です。
Twitter広告はTwitterユーザーがツイート広告に対して最初に行ったクリックやリツイート、フォローなどの行動(エンゲージメント)に対して課金が発生します。そのため、ツイート広告の表示自体には料金が発生しません。
また、リツイートなどで拡散された広告に対するエンゲージメントや、一人のTwitterユーザーが同一の広告に対して行った2回目以降のエンゲージメントに対しては課金が発生しないため、2次拡散による高い費用対効果を期待することもできます。
LINE広告(LINE Ads Platform)
高い認知度とアクティブ率
2016年6月に登場した4つのSNS広告の中でも最も新しいSNS広告です。
LINEは他のSNSに比べ国内ユーザー数が最も多く、老若男女問わず幅広い年代に使用されています。また日常的に家族・友人間でのコミュニケーションツールアプリであるためアクティブ率が高く広告も閲覧する機会が多いと言えます。
SNS広告活用の事例
数多くの企業や団体が活用しているSNS広告。実際公開されている事例をいくつか紹介します。
事例1.モスバーガー
若年層からの利用促進のためFacebook動画広告を実施しました。年齢・興味関心でのターゲティングと新規顧客への配信を行い動画再生回数は152万回に及び、実施前と売り上げ件数比較は1.3倍という効果をもたらしました。
参考:https://ja-jp.facebook.com/business/success/mos-burger
事例2.ゼクシィ
ゼクシィの潜在利用者層とInstagramの利用者層の相性の良さに注目し、Instagram内のストーリーズ広告を採用しました。アプリのインストールや関連イベントの予約の促進のため広告活動を行い、またストーリーズからアプリストアへユーザーを誘導することで、広告導入後のアクション数は2.1倍そしてアプリインストール数は3.1倍にも上りました。
参考:https://ja-jp.facebook.com/business/success/zexy-app
SNS広告を利用する際に気を付ける点
SNS広告を活用する際に不十分な知識のまま広告作業を行っても十分な効果は得られません。皆様に注意していただきたい点についてお伝えしたいと思います。
ターゲット・目的・内容を明確にする
あやふやなまま広告活動をしてしまうことで、せっかくユーザーが宣伝を目にすることがあっても見ただけで終わってしまい、行動には繋がりません。「誰に」「何を」「何のために」広告を就航するのかを明確にすることでユーザーにとって分かりやすい広告になります。また、これらが明確にあると「どのSNS広告を活用すればよいのか?」も検討しやすくなります。
SNS広告の規約を守る
各SNSには広告運用する際に関連する規約が設けられています。仮に違反した場合、強制的に配信の停止をさせられる可能性もあります。そのため必ず確認をして広告運用をするようにしましょう。
Facebook 広告規約 https://ja-jp.facebook.com/policies/ads
Instagram広告規約 https://help.instagram.com/179379842258600
Twitter広告規約 https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/twitter-contest-rules
LINE Ads Platform利用規約 http://ad-center.line.me/mediaguide/?contents_type=35&pageID=2
さいごに
今回はSNS広告についてご紹介しました。
スマートフォンの普及に伴いSNS利用者数が急増し、SNS広告が注目されるようになりました。
このように時代に合わせて変化していくマーケティング手法を理解し実践していくことが求められます。変化に合わせた広告運営を行い、効果的なマーケティングを行っていきましょう。
この記事を書いた人
- 創造性を最大限に発揮するとともに、インターネットに代表されるITを活用し、みんなの生活が便利で、豊かで、楽しいものになるようなサービスやコンテンツを考え、創り出し提供しています。
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